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「どうだ、不調の原因はわかったのか?」
「いえ、それがまだ…今、エンジニア達が調べています。」
「着陸したてからの方が良いのではないのか?」
「いいえ、それほどたいしたことではありません。あと少しすればきっと…」
その時、大きな爆発音が轟き、船は大きく傾いた。
船内の照明が消え、キャプテンとエンジニアは壁に身体を強かにぶつけ、その場に倒れた。
そこへ二度目の爆発音が響き、あちこちで上がる乗組員達の絶叫の中、船は木の葉のように翻弄され、地面に叩き付けられた。
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