OK
「ふいーっ」
「凄いです、レッド君!」
いやあ、と照れた様に頭を掻く。
その時何か倒れる音がした。グリーンだ。
慌てて二人はグリーンのもとに駆け寄る。
「おいっ、しっかりしろグリーン!」
「グリーンさん!」
「ううーん。ん? レッド…ルナ」
いつもの瞳に戻って起き上がるグリーンに思わず抱きつく。
「う……わ!」
「良かった……。良かった……」
引き剥がそうと思ったが、泣きそうな顔をしてくっつくルナに溜め息を吐き、すぐには引き剥がさなかった。
それを苦々しい顔で眺めるレッド。泣きそうなルナの手前、レッドとしても引き剥がせ無かった。
「よかった、もとにもどったな」
本当に良かったと思うが、ルナから離れて欲しい。切実に。
「…チッ! 今日のところはひとまず礼を言っとく。…助かったぜ…」
ルナを優しく引き剥がした後、立ち上がり体についた埃を取りながら言う。
レッドはもう少し素直になれよ、と思う。
NG
「ふいーっ」
「凄いです、レッド君!」
いやあ、と照れた様に頭を掻く。
その時何か倒れる音がした。グリーンだ。
慌てて二人はグリーンのもとに駆け寄る。
「おいっ、しっかりしろグリーン!」
「グリーンさん!」
「ううーん。ん? レッド…ルナ」
いつもの瞳に戻って起き上がるグリーンに思わず抱きつく。
「う……わ!」
「良かった……。良かった……」
引き剥がそうと思ったが、泣きそうな顔をしてくっつくルナに溜め息を吐き、すぐには引き剥がさなかった。
それを苦々しい顔で眺めるレッド。泣きそうなルナの手前、レッドとしても引き剥がせ無かった。
「よかった、もとにもどったな」
本当に良かったと思うが、ルナから離れて欲しい。切実に。
「…チッ! 今日のところはひとまず礼を言っとく。…助かったぜ…」
ルナを優しく抱き締めながら、立ち上がり体についた埃を取りながら言う。
「……今、なんか変な部分あったよな。って!! グリーン!! なんで『抱き締めながら』なんだよ!! 離せよ、このウニ!!」
「…………あ?」
「スイマセンナンデモアリマセンゴメンナサイ」
「レッド君、なぜにカタコト……」
(ルナには今の殺気見えなかったのか!?)
「……行くぞ」
「あ、はい!」
「ちょっと待った、なんで抱えて行っちゃうの!?」
「何か問題があったか?」
「大有りだよ!! さっき素直になれよ、とか思ったけど欲望には素直だな!!」
「欲望じゃない。煩悩だ」
「もっと酷いぞ、それ!?」
(キョウさんが待ちくたびれちゃいますよ……)