第11話NG
 
【OK】


『ユ…ユーレイ!?』

レッドとルナが同時に立ち上がる。

だが理由は全く逆だった。

「ぷっ! はっははははは!! ユーレイだって! ポケモンのユーレイ!!」
「ユ、ユ、ユユユユユユーレイ!?」

レッドとそのポケモンは大笑いし、ルナとピカチュウは恐怖で震え上がる。

そこまで笑う事も、恐怖を感じる事も無いと思うが。

「キミ達も見たろう、町の人々の様子を…」

ルナは先程の嫌な予感と疑心暗鬼の顔を思い返し、自分の背中に感じる寒気を必死に気のせいだと自分に言い聞かせる。

「みんな幽霊の噂に恐怖し、お互いを信頼することも忘れとる。ヨソ者になど見向きもせん!」
「……うぅ」
「ルナ、お前さっきから静かだと思ったら、ユーレイを信じてんのか?」
「だ、だって……」
「ユーレイなんていねーよ!」

そう自信満々に笑ってみせる。

だが、そんな事言われても怖いものは怖いのだ。


NG


『ユ…ユーレイ!?』

レッドとルナが同時に立ち上がる。

だが理由は全く逆だった。

「ぷっ! はっははははは!! ユーレイだって! ポケモンのユーレイ!!」
「ユ、ユ、ユユユユユユーレイ!?」

レッドとそのポケモンは大笑いし、ルナとピカチュウは恐怖で震え上がる。

そこまで笑う事も、恐怖を感じる事も無いと思うが。

「キミ達も見たろう、町の人々の様子を…」

ルナは先程の嫌な予感と疑心暗鬼の顔を思い返し、自分の背中に感じる寒気を必死に気のせいだと自分に言い聞かせる。

「みんな幽霊の噂に恐怖し、お互いを信頼することも忘れとる。ヨソ者になど見向きもせん!」
「……うぅ」
「ルナ、お前さっきから静かだと思ったら、ユーレイを信じてんのか?」
「だ、だって……」
「ユーレイなんていねーよ!」
「い、いますよ!」
「見たことあるのか?」
「はい…………というか、貴方の後ろに  
「うわああああああ!!!!」

レッドは逃げ出した!

「き、きっとレッド君が昔踏み潰したアリさんですね」
「!? 数え切れない!?」
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