【OK】
「じゃあ、俺はもう行くぜ」
そう言って踵を返し、クチバに向かおうとするグリーン。
だが、それは何者かによって阻止される。
突然の事に驚き、ふと、下を見るとルナが上目使いで目を潤ませた子犬の様なルナが自分の服を掴んでいた。
正直、悔しいが可愛いと思ってしまった。
「行かないで下さい〜」
「し、知るか!」
「置いてっちゃ嫌です〜」
「知るか!!」
「独りは……もう嫌なんです」
「!」
涙が頬を伝う。
最近泣いてばかりだな、なんて自分で自嘲する。
そして、静かにグリーンから離れる。
「………ごめんなさい。我が儘言って。どうぞ私にはお構い無く進んで下さい」
そう言って目を反らす。
すると視界に自分より大きくたくましい手が映る。
「ほら」
「え……?」
「一緒に行くんだろ? 早くしろ」
「は、はい!」
グリーンの手を掴み、立ち上がる。
やはりグリーンは口下手だが優しい人なんだとルナは思う。
NG
「じゃあ、俺はもう行くぜ」
そう言って踵を返し、クチバに向かおうとするグリーン。
だが、それは何者かによって阻止される。
突然の事に驚き、ふと、下を見るとルナが上目使いで目を潤ませた子犬の様なルナが自分の服を掴んでいた。
正直、悔しいが可愛いと思ってしまった。
「行かないで下さい〜」
「し、知るか!」
「置いてっちゃ嫌です〜」
「知るか!!」
「独りは……もう嫌なんです」
「!」
涙が頬を伝う。
最近泣いてばかりだな、なんて自分で自嘲する。
そして、静かにグリーンから離れる。
「………ごめんなさい。我が儘言って。どうぞ私にはお構い無く進んで下さい」
そう言って目を反らす。
すると視界に自分より大きくたくましい手が映る。
「ほら」
「え……?」
「一緒に行くんだろ? 早くしろ」
「は、はい!」
グリーンの手を掴み、立ち上がる。
やはりグリーンは口下手だが優しい人なんだとルナは思う。
ふと、後ろからなにか禍々しいオーラを感じた。
「あいつ、良いとこ取りしやがって……」
「赤ちゃんも人の事言えないと思うが、同感だ……!」
「頭も性格もツンツンのウニ野郎の癖に許せないわ……」
「アタシのルナに手を出すなんて良い度胸ね……」
「? グリーンさん、どうして私の目に手を当てるんですか?」
「……見ない方が良い」