第09話NG
 
【OK】


突然、ベリッとマサキとルナを剥がすレッド。

「や、やっと戻れたんだから、可哀想だろ!」

顔を真っ赤にしながら言う。

軽く嫉妬してるなんて微塵も気付かずに首をかしげるルナ。

だがルナは何かを思い付いたのかポン、と手を叩く。

「レッド君がコラッタになってくれるんですね!」
「え!?」
「でも、レッド君の場合はコラッタよりピカチュウがピッタリです!」
「は!?」
「ピカチュウになって下さい!! さぁ!」
「う……、うわぁぁぁぁ!」
「あ! 逃げないで下さい!!」

漫才か、と呆れた様な目線を送るマサキ。

でも面白いお嬢ちゃんだとも思った。

この天然が旅を楽しくさせているのだろう。


NG


突然、ベリッとマサキとルナを剥がすレッド。

「や、やっと戻れたんだから、可哀想だろ!」

顔を真っ赤にしながら言う。

軽く嫉妬してるなんて微塵も気付かずに首をかしげるルナ。

だがルナは何かを思い付いたのかポン、と手を叩く。

「レッド君がコラッタになってくれるんですね!」
「え!?」
「でも、レッド君の場合はコラッタよりピカチュウがピッタリです!」
「は!?」
「ピカチュウになって下さい!! さぁ!」
「……いいぞ」
「! ホントですか!?」
「ああ! そのかわり……ルナもピカチュウになれば、な!」
「え、嫌です」
「わお、速答」
「私がピカチュウになるのであれば、レッド君は女体化しなくては見合いません!」
「その発想は可笑しい!」
「大丈夫です、レッド君は童顔なのできっと似合います!」
「ぐはっ、さりげなくオレの気にしてる事を……」
「まぁ、女装といえばリュウ君ですけどね」
「おーっと、あんな所にリュウが!!」
「赤ちゃんの糞野郎オオオ!!」
「フフフ、さぁ、このドレスを着て下さい。きっと君に……似合うと思う」
「なんか後輩の台詞真似したし!? オ、オレは……ルナの頼みでも、流石に女の子にはならないぞ……」
「自分を女の子と偽っ≠ト下さい」
「もっと嫌だよ! 男を捨てろって言うのか!? って、赤ちゃん逃げたし  !!」
「さぁ、観念して下さい。リュウ君……」
「なんか好きな人に迫られてるけど、なんかどころの騒ぎじゃない位に違ぁぁぁあう!!」
「キャラ崩壊のオンパレードだな、ホントに……」
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