【OK】
黒髪の少年は真っ赤な顔で咳払いをする。
「リュウ……だ」
「リュウさんですか!」
「い、いやオレはさん付けじゃなくて良いよ……」
「え、じゃあ……リュウ君」
そう言えばリュウの顔は先程より一段と赤くなる。
それを見てルナが不思議そうに首をかしげる。
【NG】
黒髪の少年は真っ赤な顔で咳払いをする。
「リュウ……だ」
「リュウさんですか!」
「い、いやオレはさん付けじゃなくて良いよ……」
「え、じゃあ……リュウ君」
「い、いや、その、ほら」
「え?」
「お、同い年だしさ! よ、よよ呼び捨てとか、さ!」
「よ、呼び捨てですか」
「あ、ああ」
「じゃあ……リュ
「絶対駄目だああああ!! オレでさえ『君』止まりなんだぞ!! 駄目ったら駄目だ!!」
「チッ、黙ってろよ、赤ちゃんは……」
「レ、レッドさんの番はまだ先ですよ?」
「あれ、今何気に降格しなかった?」
「ドヤッ、勝ったな」
「ウゼェ、超ウゼェ」
「お前ら……好き勝手しすぎだ……」