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ルナ(名前変換無し)がポケスペ⇒アニポケ(XY)にトリップ。
その日は研究に没頭し過ぎてぐっすり眠ってしまった。
なんだかふわふわした気分で、とても気持ちが良かった。
ふわふわした感じの空間に浮かんでいる夢の中、うっすら目を開けると懐かしい気持ちが立ち込めた。
何を見たかなんてわからない。しかし、懐かしさだけが異様に残っていた。
ただ、気付いた時にはふわふわした感じの空間から暗く冷たい見慣れない感じになった。
少しの違和感を覚えたが、酷い眠気が襲ってきて、そのまま気を失うように目を閉じた。
* * *
カントー地方、マサラタウンのサトシは昨日、イッシュから故郷のマサラへと帰ってきていた。
しかし、また今日、夢の為にカノコ地方に行くつもりだ。
昨夜は新たな地に行く事に胸を踊らせ、なかなか眠れなかったが、睡眠と食事は旅になにより必要。
無理矢理に目を閉じ、カノコ地方の想像を夢へと変えた。
そしてポッポ達の声が聞こえ始める頃、自分のベストフレンドであるピカチュウにぺちぺちと頬を叩かれる。
随分乱暴な起こし方を不思議に思い、寝起きの重い体を無理矢理起こした。
「ん〜? どうしたんだ、ピカチュウ?」
「ピカッ!」
わたわたとした様子のピカチュウが指差す先を見る。
すると、すぅすぅと寝息をたてて、向日葵を思わせる綺麗な髪を持つ女の子が気持ち良さげに寝ていた。
だいたい自分と同い年だろうか。
これまで、カスミ、ハルカ、ヒカリ、アイリスと旅をしてきたが、どれにも当てはまらないタイプの女の子だった。
一つ言える事は、四人と違い暴力的じゃなさそうだ。
「 って」
そうじゃない。
昨日は居なかったはずの自分のベッドに、謎の……女の子。
「うわああああ!?」
これが二人の、
不思議な出逢いだった。
力尽きました\(^o^)/←
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