「姉さーん!」


「あら、予想以上に早いわね」


「おー、メイル来たー…ってその子大丈夫か?!」


「あああ!寝ているんですか?寝ているんですよね!?」


「レッドにイエロー、もう来てたんだ。ちょーっと寝てもらってるだけだから平気よ〜。グリーンは?」


「一応ここトキワジムだからいるっちゃいるわよ」


「事務室にこもりっきりだけどなー」


「こんな日までお堅いジムリーダーさん」


「まぁまぁ、そんなこと言うなよー」


「じゃ、この子お願いね!」


「もう1人もよろしくねー」


「そろそろジョウトのほうからも来るはずだからな」


「了解!いってきまーす!」






バタンとしまった扉を見て残された2人は苦笑いする。





「迎えに行くっていうか…」



「探しに行くことになりそうよね」


















トキワのもりに足取り重く歩く少女が1人。




「…あれ?トキワジムにつかない…」




地図をくるくる回してみるが、まったくもってわからなくなっていた。




「トキワのもりなら迷わないと思ったのに…」




うーん、と唸る少女…ルナを呆れた顔で見上げるのはピカチュウのチュカ。




「チュ、チュカ!そんな顔で見ないでよ…。とにかく進んでいけば…」






森は怪しくざわめき始めた。




























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