皆さん、こんにちは。 私の名前はなまえです。 今、私は数学の授業中なんですが… なまえ「意味分からん…。そして、暇。」 シルバー「暇ってことはないだろ。授業中だ。」 なまえ「シルバーは頭いいからそうやって言えるんだよ。」 シルバー「…どこが分からないんだ。」 なまえ「えっシルバー、教えてくれるの?」 シルバー「ああ。」 なまえ「さっすが!イケメンは違うねー(笑)」 と、そんなことを話していると… ?「なまえ、シルバー。今の内容は理解したか?」 なまえ「えっ?」 シルバー「お前は声がデカいんだよ…ι」 ?「散々喋っていたんだから、分かるよな?」 なまえ「……。」 彼はグリーン先生。 そして、“一応”私の彼氏。 私からダメもとで告白してみたら、まさかのOK。 それから私たちは、付き合うことになったんだけど…、 最近は、まったく私に構ってくれないし、私に対する態度だって素っ気ない。 久しぶりの数学の授業で久しぶりにグリーンを見た気がする。 それくらい私たちは、最近会っていない。 シルバー「χ=3だからу=6。」 グリーン「……正解だ。さあ、なまえ。この問題は?」 なまえ「シルバー…!!」 シルバー「…頑張れ。」 やだ、この子! ポーカーフェイスでそんなこと言わないでよ! 私たち友達でしょ? 助けてよ! グリーン「なまえ、自力で…だからな。」 なまえ「う…ι χ=8ぃ?」 グリーン「残念、ハズレだ。」 なまえ「嘘!?」 グリーン「嘘ついてどうする。」 なまえ「……。」 グリーン「雪姫、授業終わったらちょっと来い。」 なまえ「はぃはぃ。」 ム・カ・つ・く!! 私が数学苦手なの知ってるクセに! なんだ、アイツ! 鬼畜なのか!? 腹立つ! 最近、構ってくれないくせにエラそうこくなよ! なまえ「むっかつくなー。顔だけのクセに。」 シルバー「…なまえ、知ってるか?」 なまえ「何が?」 シルバー「グリーン先生って、ブルー先生と付き合ってるらしいぞ。」 なまえ「えっ…。」 シルバー「まあ最近よく一緒に居るし、そんな感じもしていたがな。」 なまえ「へ…へえー。それはお似合いだね。美男美女で最高じゃない。」 私は、もしかして…と考えてしまった。 最近構ってくれないのも、ブルー先生とデートしているからなんだとか。 いわゆる浮気ってヤツか。 まあグリーンなら有り得なくもないな…。 そしてブルー先生が相手なら尚更。 あんな美人なら気移りしてもおかしくないな…。 シルバー「なまえ?」 なまえ「えっ?…あぁ、ごめん。どうしたの?」 シルバー「なまえは彼氏いるのか?」 なまえ「んー、いない…かな?」 シルバー「そうか。」 キーンコーンカーンコーン… シルバーが返事をすると同時に授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。 授業が終わると、私はグリーンのところへ行った。 すると、隣のクラスからブルー先生が顔を覗かせた。 ブルー「ハロー、グリーン。それから、あなたは……なまえね!」 なまえ「どうも…。」 グリーン「お前はいつもうるさいな…。」 ブルー「あら。今更じゃない?」 グリーンとブルー先生がそんなふうに話しているのが、とても絵になっていて…。 悔しいけど、やっぱりお似合いだ。 グリーン「…まあいい。ブルー、ちょうどいいから放課後、科学準備室借りるぞ。」 ブルー「あら。別に構わないけど、散らかさないでね。」 グリーン「大丈夫だ。コイツに説教するだけだ。」 ブルー「何よこの子、グリーンでも手に負えないの?」 グリーン「ああ。相当なバカだ。」 なまえ「なっ…!!」 私は言われても何も言い返せなかった。 だって、間違ってないから。 それにしても、私に別れの言葉も無しに堂々と仲良くしている二人を見ると、腹立つ。 浮気したといっても、仮にもまだ私たちは恋人同士ってことなんだから。 ・ |