・いつも隣にいたのは他でもない、あいつだったのに、それはもう手遅れの言葉。
・いつからこんな風になってしまったのかなんて、思い出せない。隣にいるのが、当たり前なんかじゃないことに、どうして気づけなかったのか、なんて。
・もうあいつは隣にいない。本当はそれが当たり前だった。でも、そんな当たり前は、要らない。

・天使さま、天使さま。でもあの子は天使なんかじゃない、って言ったら彼に怒られてしまうけど。それでもあの子は、天使なんかじゃないわ。
・あなたにとって、私は空気よ、空気。当たり前にいるけど、見えてなんかないんだから。
・ずっと隣にいてもらえる、なんてそんな不確かなやくそく、あるわけないでしょう？　さよなら、レイモン。
・今更迎えになんか来られたって……遅いんだから。