D







「はいはいバカップル」
「僻みか」
「そうですけど!?」


後日、やたらめったら艶々している緑間を見た高尾は行き場のない感情をバインダーにぶつけた。両手で膝に打ち付けたら見事に割れた。
何が悲しくてこんなおのろけ話延々と聞かなきゃならないんだ。


「@@も@@で意固地なだけだ。早く言えばいいものを」
「真ちゃんに一番言われたくないわそれ。…あと首隠しなよ」
「首?」
「ついてますよ恥ずかしいものが」


高尾がそう言うなりデスクから鏡を取り出してはいと渡してきた。
髪の生え際、なんともまあ際どいところに鬱血痕が確認できて緑間はあいつ…!と圧し殺した声で呻いているが。おいなんでおめー嬉しそうなんだよ顔赤らめてんじゃねーよ。高尾はしらーっとした目でそれを睨んだ。



「はいはいお幸せにね…」
「充分幸せなのだよ」
「胃もたれするよこっちは!!」



うつくしいなまえ




三位緑間編でした。
この人たちは何年経っても態度的な意味で新婚のままでいるんでは…。

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -