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《……はー○■駅ー…次はー○■駅ー》
視界が晴れた。
瞬きの瞬間に、周りの景色が全部変わっていた。
夕日に照らされる帰宅ラッシュで溢れかえった車内を目だけで見渡して高尾は何度もまばたきを繰り返す。
「ってうおーーー!!ここ降りる駅!起きて@@!真ちゃん!」
「あと12時間…」
「何周する気!ねえ真ちゃん!」
「わかってるのだよ…おい@@早く立て」
「いだだだだ耳引っ張んないで」
人混みをかきわけ、暑苦しい車内からようやく脱出。
電車はドアが閉まります、のアナウンスのあとすぐに次の駅に向かって発車していった。
いつから寝てたんだっけ。
高尾は首を傾げた。
「あーあ、次はもうちょっとマシな映画見てえなー」
「もうスプラッタはやめるのだよ」
前を歩き出した二人を見ながら高尾は唸った。
なにかもんのすごいことを忘れているような。
「あれ?真ちゃんテーピングは?」
「……気にするな」
「ねーそれより腹へったから何か食って帰ろー」
ま、いっか。
チートでgo!!
(なんか超@@が男前な夢見た気がしたんだけど元からだったわ)
(何を今さら)
(バカしかいないのだよ)
怖い都市伝説見たあとは紛わらわすために大抵こんなこと考えてます。後引くのが怖いから!!!!
VS都市伝説。需要があれば別キャラでもかいてみたいものであります。勝っちゃうんだけども