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無言になった六人を見て、しくじったかとおもった@@は全力で逃げるために脚に力を入れた。呪いも結界も弾き返すくらいの意気込みがなければこいつらからは逃げられない。弱気になる気持ちを奮い立たせたが、赤司ががしっと@@の手を掴んできたではないか。


「だぁあ!やめてころさないで!!」
「なんだ…そういうことなら早く言ってくれればよかったのに」
「えっ」


赤司はらしくない照れたようはにかみを顔に浮かべている。


「@@は料理が出来るし、いつでも添い遂げる準備はできている、ということだな?」
「いや違」
「@@っちの料理ならいくらでも食えるッスよ!」
「だから違っ」
「ちゃんと毎日ご飯にする?お風呂にする?それとも、のあれはやれよな」「黙れアホ峰!!」
「でも家事全般を@@くんに任せっきりなのは気が引けます」
「まず今ここで引け、ちょっ聞けよ」
「これで俺が嫌われている線は消えたな」
「ちげーし、ミドチンが嫌われてんのはそのままだし」
「だからてめえらは何の話をしてんだよ!!」


幸か不幸か、@@が料理を作ってくれるから自分達はそれ以外で頑張ろう、という方向でことが解決しつつあった。
新婚気分で想像を膨らませるのは結構だが自分の意見は尊重されないのか、@@は絶望する他無い。

(でもまあこれ食わなくていいならなんとか…)


「しかし慣れないことをしたんだ。折角だから食べろ@@」


!?

「そうですね、感想がほしいです」
「@@〜俺頑張って作ったから食べてよ」
「俺の料理なんざそうそう食えねえからな、おら食え」


「いや、ちょまっ」


言い切る前に四方八方からつきだされた危険物の乗った箸やらスプーンが目の前に迫ってきて口を閉じる暇もなく口に突っ込まれた。

結果は、言わずもがなである。



真心を君に

このあと、昏倒した@@を誰が介抱するかで揉めたのは別の話。





エリ様リクエスト、連載番外の主人公取り合い合戦でした。みんな料理できるのかどうかは二次ということで多目に見ていただければ…!
エリ様リクエストありがとうございました!こんなものでよければお納めください…!

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