open marriage

ムラユっぽいコンユ





そんな描写はないのでどちらともとれますが法律で考えると有利が女の子なので注意。
描写はないので普通に男の子として読めます。
OK?


















村田さん家はグローバルな家族だ。
仕事の関係で海外主張が多いらしく二、三ヶ月、長くて半年は日本国内にいない。

眼鏡は頭のいいことの象徴ではないのだけれど噂では高校の時の全国模試の頂点に居座った猛者らしい眼鏡の素敵な頭の切れる旦那さんと笑顔の素敵な元気一杯な奥様。
海外出張が多いわりにエリート社員といったような冷たさはどこにもなく気さくに挨拶をしてくれる二人はご近所でも評判の人気者だ。
グローバルな夫婦は考えも先進性なのか夫婦別姓を選択しているものの、ご近所の皆様は村田さん家の奥さんと呼んでいる。

ご近所さんは誰も呼ばない村田さん家の奥様の名字は渋谷という。




きれいに整頓されてはいるものの部屋のすみにうっすら積もった埃が部屋の主が長く留守にしていることを物語っているマンションの一室。
さらにそのバスルームから突如水音……水滴の起ちる音ではなくごうごうと水が渦巻く音だ……が発生した。

「た、たっだいまー!」
「渋谷早く出てよ!あっちのお風呂と違って日本のお風呂は狭いんだからね!あ、痛っ!」

初めて眞魔国にわたった日から地球年齢で数年。
あの頃から多少背丈も伸びて顔つきも子供らしいまろやかさが削がれ、肩幅だってあの頃と比べると広くなっただろう。
そんな二人が一緒のはいるにはもう浴槽という場所は狭かった。
壁面に身体をぶつけたりお互いに肩をぶつけたりひとしきり悲鳴をあげあってやっとこさお風呂から這い上がり髪の毛から滴る水をうっとおしげに払った二人は


「さあ、シャワーは先にお譲りしますよ陛下」
「ああ、ありがとう村田大賢者殿」

妻と夫ではなく王と臣下であった。





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補足説明ー(を入れないと解らない)
地球に里帰りするときに「今までどこにいってたの?」とか詮索されないために海外出張だということにしてもらってついでに籍入れて夫婦で海外出張ってことにしてもらって眞魔国に行っている大人になったムラケンズ。
双方納得済みの仮面夫婦。
地球に里帰りする際コンラッドがめっちゃ渋い顔する。
たまにジョークで「奥さん」「旦那さん」呼びするムラケンズにコンラッドがめっちゃ渋い顔する。
地球についてきても村田家に遊びに来た海外の友人という風にみられてコンラッドがめっちゃ渋い顔する。
「やあ間男!」と猊下に言われていい加減切れそうになるコンラッド。
注)これはコンユです。

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