「まだ何が正しいのかも分からないのに」
晴李 來羽 Harei Kureha幼馴染のにのこの世話を焼く少年。
女子のような容姿をしており、巫女装束を着ていても違和感はない。
くらげの髪飾りがお気に入りで常に身に付けている。
「ごはーん！ごっはーんおかわりー！……むにゃあ」
あざと Azato一乃家の庭の桜の木で眠っていたところを來羽とにのこに発見された。
名前以外の記憶はないようだが特に気にしている様子はなく、にのこに貸し与えられた空き部屋で自分の家のようにくつろいでいる。
どこででもすぐに眠る。
『やだああ！來羽は怖くないの？！こんな辺鄙な土地に知らない人がいるんだ……よ、むぐっ』
一乃 にのこ Itino Ninoko來羽の幼馴染。
名家の一人娘として生まれ、その立場に相応しい教育を受けてきた。
一乃家の跡継ぎとて扱われる場面では凛とした態度を崩さない。
実際は大人しく怖がりで泣き虫な性格で、來羽をはじめとする親しい人の前では年齢より幼い振る舞いをする。
零元村
某県山中に存在する村。
村民は皆家族のように身を寄せて暮らしている。
特異な地形をしており、外部から人間が入ってくることはない。
一乃
零元村で一番力を持つ家。
2番手に晴李、泰鵝と続く。
零元は一乃を中心に回っている。
？？？