村上目線です。




俺、なんでこんなところいるんだろ・・・
頭がガンガンする...


「………、」

「♪も〜しもんじゃ〜きみがんもどき〜いたときな〜っとぉ!!」

「……ぅん?」

「あ、起きた?オハヨウ」

「・・・はよぅ、さむっ。」

「♪あっぷちゃーはんびばべいべぃ! あっぷちゃーはんびばべいべぃ!」


あぁ、そうか。なまえとカラオケにきてたのか…
んで、俺は寝てたのか...
頭がガンガンとする。耳もなんか痛い…
俺は、近くにおいてあるマイクをとり
「なまえ、トイレ行ってくる」

「むりむりむりむりぃっ、」

なまえが手を大きく振っていた。歌に集中したいんだろう...
ってか、こいつダ○ンプのイフの替え歌で歌ってやがる...。
まぁそんなの、どうでもいいか。とりあえずトイレトイレ…

小さな個室から離れると、耳が少し楽になった気がした。
というか、俺はいつから来てたんだろうか…まわりを見渡して時計を探す。しかし、なかった...
ポケットに手をつっこむが携帯がない。

「っち…はぁ」

とりあえず、トイレに向かう。トイレに入るととってもきれいだった。

「はぁ・・・」

チャックをはずし、ブツをだして…って、トイレの内容いるか?


トイレの窓を見る。
暗いな...もう、深夜か?まだ、日にち変わってないのか…?

「はぁ…どうでもいいか。よっと、」

トイレからでて、部屋へ戻る。

「(確か、603号だったよな…)」

603号室を覗いたら見覚えのあるやつがいた。
なまえがマイク持って、高々と声を張り上げているように見えた。
ガチャッ、

「♪〜やーっとぉ〜きずいたっ!トロは中トロ、こはだ、アジへいらっしゃい!!」
「は?」
「♪ほ〜んっとぉ〜のきもちぃっ!ヨウラン背負ってリーゼントだ、こらぁっ!」
「…(AK○の歌で、また替え歌か…)」

俺がため息つきながら、席に座る。
すると、なまえが何が思ったかしらねぇが、歌をとめた。

「??どうした?」
「うんん。村上さんに聴いてほしい歌があってねーっと、」
「聴いてほしい、歌?」

聴いてほしいって、告白じゃあるまいし…
まさか、告白!?…いやいやいや、んなわけねぇよな。
こいつ、中3だし。それに、店長の妹だし…もし、告白だったとしたら俺はどうしたらいい…
確かに、こいつはかわいいし、店長みたいにきれいな目してるからそりゃ、こんな若い子と付き合えたらうれしい…

「あった!これこれっ!」
「?」

曲を入れた、そしてすぐに曲が流れた。

「??お○きゆたかか…15○夜か」
「うん!替え歌で聴いててね」
「(また替え歌か。。。)」

懐かしい曲が流れる、こんな若い子が知ってるなんてな。店長の十八番だったっけ?

「♪らく〜がきは〜きょうか〜しょだったらいいけど、たに〜んのなら器物損害罪」
「ズコーッ、(な、なんだこの歌は…)」

なまえが気持ちよく歌っている。
こんな姿、店長は毎日見てるんだろうか…

そいうえば、なまえのこういう姿見るのははじめただな…
いつもは、ニコニコしてて何を考えているかよくわからない感じだしな。
店長と同じでサドっ気があった。だから、もうちょっと硬いイメージしかないしな。
今日、いきなり店長に世話見てやってくれなんて言われなかったら、一生なまえのことわからないだろうな…

「♪〜とにかくもう、学校や家にはかえりたくなぁ〜いぃ〜とか、しらねぇよ!!」
「…(今の、店長と声が似てた…)」

15の○を歌っているなまえは今自分の事を歌っているようにも見えた。

「(あぁ、ストレス、たまってるんだ)」
「♪ぬ〜すんだばーいくとかチョー意味わかんねぇ!窃盗罪にのっけて無免許運転っ、くらいとば〜りぃのなか〜でぇえええ〜えええ〜」

一生懸命に歌ってるなまえが、なんか必死に見えて…

「♪しーらぁーねぇーえーよぉ!じゅっ!!!え、ちょっと村上さん!?…」
「…インターバルー」
「え?まって、どういう意味ですか!…インターバルーって…」
「ちょっとだけ、休憩。お話しようよ」

気がついてたら、なまえを抱きしめていた。歌が途中で止まったから膨れてた。
でも、気持ちほっぺが赤くなっている。

「お話って、まだ、歌い終わってないですよ…」
「知ってる。でも、この歌はなまえにはあわないよ。店長がこの歌好きなの?」
「え?わかんない。おにいは歌歌わないし…」
「あ、そうなの?」
「うん。」
「じゃぁ、なんでこんな古い歌知ってるの?」
「別に、いいでしょ?」
「そっか。」


沈黙が続いてしまった。
やばいな、これは…、って思ってると

「村上さん、」
「?」
「今日は、ありがとうございました。その、おにいの命令で世話みてもらって…」
「・・・・別にいいよ。」

この流れは、俺が告白できそうだな。
してしまおうか、してしまおうか…

「なまえ、」「村上さん!」
「あ」「あっ、」

同時に名前を呼んでしまった…

「どうした?なまえ?」
「あ、いや。その……ありがとうございました」
「ぷっ、またそれか」
「いいでしょ!…次は、村上さん歌ってください」
「あぁ、そうだな。どうせならデュエットするか?」
「…じゃぁ、これで」

なまえが起用に機会を使う。そして…

「…3年目○浮気か…」
「うん!3○目の浮気。デュエットって言ったらこれっしょ?」
「……(店長、どんな歌うたってきたんだろ…)」


浮気なんかしてないけど、浮気したみたいな気分にさせてくれた。
この子といつか付き合えるんだろうか…
付き合えるなら、3年ごとに浮気してやろうかな。
なーんて。
その前に店長に怒られるか…


15才 END



fkmtも大好きなんですが、それ以前に私3次元(芸人さん)が大好きなんですよ。
それで、バ/ナ/ナ/マ/ンのラジオでヒム/ペキ/兄/さんってコーナーがあって、それで替え歌なんですけど、
それがもー私大好きで、大好きで…
よく、カラオケで歌ってます。一発芸じゃないですが、盛り上がりにかける時やさらに盛り上がろうとするときに、歌います。
村上は歌うまいと思います。

てか、一条の妹設定でしかも中3って…
どんだけ離れてんだよ、みたいな(笑
仮に、一条が25歳だとしたら、10歳差です…あ、10歳か…別にいいのか?
村上が、同い年かそれよりちょこっと下だったら二桁じゃないから、まぁ許されそうですけどね。
村上はロリコンじゃありませんよ。決して…





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