click on the title

2022.06.18

刀ミュはパラと心覚しか見ていないからこんなこと言うのもなんだけど、刀剣男士と過去の人間とある程度〜濃ゆい関係性築いてから殺すの好きですね?パライソの兄弟とか心覚の江戸城の人とか。

いきなりラストのこと言うと井伊直弼の首が飛ぶシーンすごい綺麗でしたよね。一番綺麗だったと思う。文字だけ書くと字面がやばすぎるけど観た人になら多分伝わるやつ。英語の歌詞のBGMもすごく好きです。簡単英語しかわからんからバイリンガル審神者の翻訳乞食になります。まじで知りたい。小竜が歌ってるんですかね?通常セリフでキュートとか言ってたし。

史実の桜田門外の変ってやってることがまじで漫画版デビルマンだからどうなるんだろうな〜と思ってたけどパライソとは違う方向のエグさがありましたね。パラは人を斬ることに割り切れてないけど斬らざるを得ない感じだったけど江水はみんな腹括って斬ってたからまだ審神者のダメージは少なかったような気がします。
パラの方は主に鶴丸が演者で3万7千人を無理矢理正しい歴史の方へ引っ張っていったけど、江水はそれぞれマイペースで取り返しのつかない方に行っちゃった感じというか、そもそも特命調査の刀を最初から組み込もうとしてたから正すことを最初から審神者自体があまり期待してなかったですよね。温厚な声をしてさせることがえげつい刀ミュ審神者。

あと南泉と小竜の再現率すごくないですか?まじでびっくりしちゃった。
南泉がめっちゃのびのびしててガチの猫でしたね!なんか一文字一家が「おおよしよし」とか「そのままでいろ」とか「坊主と遊びに来た」とか言っちゃうのわかってしまいますよこんなん…猫可愛がりをこんなに体現した男が今までいたか…?刀ミュの南泉は庭に猫がいるのを見かけた時の「あ、いるわ」的な雰囲気あるな〜って思いながら見てました。でも長義が来るとトムとジェリーになるやつだといいな。

そんな南泉がジジ孫の関係性作ってせめて自分の手で楽にしてやるのが惨い。ミュは履修浅いけどなんか一番刀ミュを感じてしまった。というか南泉は自分の役割が希薄ですよね。なんとなく一から十まで甲斐甲斐しく教えてくれるのが粟田口で、一度痛い目を見て学べって方針が一文字なのかなと思った。
でも改変された歴史が本気でいい世界だったと思ってた分、豹変したおっさんへの罪悪感凄まじいだろうし南泉にとって絶対に忘れられんものになったんだろうなあ〜と最後のシーンを見て思いました。声が優しすぎるんだ…

小竜は正直原作で回想の掘り下げがないし刀を持ったスナフキンみたいなイメージを持ってたんですがめちゃめちゃ人間味のあるキャラだったんだなあ…って知れて嬉しかったけど、今回のやつで一番割を食ってるというかキツい目にあってますよね。改変されたものの上手く生きられたかもしれない元主の将来をあっけなく政府に取り上げられる様を見た後に正史の桜田門外を直視するのは酷すぎる……

肥前とまんばの手紙のやりとりが最高に好きです。返事が来てないのに手紙を出す肥前の律儀さと手紙にイラつきをぶつけるまんばのコンビめっちゃいいですよね。
維伝のやかましい岡田以蔵が好きなんでミュの以蔵を見てすげえ流暢に敬語喋るやんとびっくりしてたんですが、岡田以蔵が正史の以蔵の真似っこ(というかそれしかやり方を考えてなかったかもしれない)をする肥前を全否定したのでそんな驚きなんて軽く置き去りにされたのに、肥前がとどめを刺した以蔵が最期に手に求めたのが刀の肥前だったのが本当にやるせなかった……肥前は思ってる以上に以蔵に思い入れ深すぎますよね。そう考えるとお互いが唯一の理解者になった維伝は肥前にとってこれ以上ないほど救いの話だったと思ってるんですが江水どうなんだ……

なんか小竜と肥前がひたすらにかわいそうなんだけどこの感情どこにぶつけたらいいんだ?というか審神者の刀剣男士の人事めっちゃ難しくないですか?トップヘビーなトラウマや過去を持ったのをどうやってまとめろと……?試されすぎてこっちが死にそうだから助けてスタッフサービスオー人事……

すんごい終盤に歴史の流れの入り口的なものが映った瞬間にタイトルの一部回収というか江水散花雪って名前がうまいなあって思って、大河のように大きな時代の流れの中で命の花を散らした季節外れの雪の日じゃん……って一部を見終わった後に情緒がやられてしばらくぼーっとしてました。とにかくすごく好きなストーリーだったから円盤買います。
modoru
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -