tox | ナノ


どれだけ時間が経ったのかはわからないが、それだけ彼女に欲を吐き出したということはわかった。




「あ、っやぁっ」




ぺたんと胸をシーツに押し付け、荒く呼吸を繰り返す彼女の後ろを容赦なく犯す。彼女の中はお互いの体液が混ざってトロトロで、ぎゅうぎゅうに締め付け続けるので何回でも果てることができる。一度は気を失ったものも、すぐに起こしてまた行為を繰り返す。




「ぁっ、はぁっ……ア、ル……アル……!」

「まだ足りないってか?淫乱なこって」

「ち、が……っ、外し、てよ……っやっん!」




ばたばたと縛られた両手を動かすが、それを取り払うつもりは毛頭ない。ついでに付けられた目隠しも同様だ。暴れるからか手首には赤く擦れた痕が見えたが、見ないフリをする。今はそんなことよりも中に出したい。


ぐちょっ!と大きく音をたて、深く絡まり合う蜜音を聞かせる。ぴくっと、膣内が痙攣した。




「あ、はぁ、ん……!」

「おいおい、イくときはちゃんと報告しろって言っただろ?何回身体に教えてもわかんねぇのな」

名前の腰をひっつかみ、打ち付ける。まだまだいける自分の身体が気味悪いが、満足するまで彼女には付き合ってもらわねばならない。




「ほら、舐めろよ?」




仕方なく性器を引き抜き、座る。そして彼女を起こして顔を勃起したままの自身に近付ける。目隠しを取り、目の前に反り立つモノに一瞬躊躇したが、おずおずと口に含んだ。舌の使い方が上手い。教え込んだ甲斐があるってもんだ。




「ん、むっ……っぐっ……」




唇でしごき、ペロペロと亀頭を舐められちゃ、熱も高まり、果てそうになる。それでも物足りない頭を抑え、喉元までくわえさせる。涙が浮かぶ名前に更に欲情して昂った自身を素早く出して、顔にぶっかけた。

あーいいわ、この征服感。




「あ……」

「……ちゃんと舐めろよ、残さず、な」




呆けたように何が起こったかわからない名前の頭を撫でると、気が付いたように指で液を拭い、舐めはじめる




「ばか……!」




と恥ずかしながらも怒る彼女の腕を解放すれば、どろどろな身体をそのまま押し付けてきた。





泣かせたい衝動



(こッッッッのばほー!)

(会ってなかったんだから欲求不満だったろ?解消されて俺もお前もスッキリ……ちょ、待て、精霊術はやめ……!)

(変態!)





title/夜風にまたがるニルバーナさま




111028





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