「ねえ、銀時」
「……んだよ」
「僕ね、死ぬんなら、花に埋もれて死にたいなあ」
「……縁起でもねェ事、言うんじゃねーよ」
「ね、銀時」
「……んだよ」
「僕が死んだら、花畑にでも骨を撒いておいてよ」
「……だから縁起でもねェ事、言うなって」
「今は季節外れだから、難しいかもしれないけど…いつかきっと、」
「止めろって言ってんだろ!」
もう止めてくれ、と懇願するように銀時は声を挙げた。相も変わらず、神楽と新八はぼろぼろと涙を溢している。
「銀時、あのね、」
僕の最期の言葉は、彼の耳に届いたのだろうか。呼吸を止めてしまった僕には、もう確かめる術もないのだが。
花柄世界につれてって