2時間目が終わった事を告げるチャイムが四天宝寺の校舎に鳴り響く。次は3時間目の授業。


「行くで、謙也!」
「浪速のスピードスターに任せろっちゅー話や!」
「おい、川瀬、忍足!まだ号令が…!」
「あの二人に言っても無駄やで、先生」
「だって次体育やもんなぁー」

号令もせずに教室から出て行った川瀬と忍足を注意しようとした先生を、3-2の生徒達が引き留める。あの二人に対する諦め半分、先生に対する同情半分で。

「体育がどないしたん?」

生徒達に引き留められた世界史の先生が不思議そうに尋ねる。

「だって今日から体育は…」


「「テニスやー!」」




大好きですから
(体育が得意科目)



(気付けば白石君も教室からいなかった)
(だって、テニス大好き人間なんですから)



おまけ

「NOスピードNOライフや!!」
「んんーっ絶頂!」
「ちょ、謙也速すぎ…!…あっ、白石、それズルいて!」



「先生ー、授業になりませんー」
「川瀬君とダブルス組んでる清水君が可哀想な事になってるわー」


(川瀬・清水君vs忍足・白石)
(結果は1-6で負けました)
「んんーっ絶頂!!」「うっさい、白石!!」