そして(bsr)

タイトル案「そして自分の首を絞めた」。bsr原作無視連載。オチ未定。
デフォルト名は「楓(かえで)」。

とある女のもうひとつの人格として生まれてしまった女の話。

人格でしかない楓には身体がないため、望むことはひとつも出来ない。
自分の望むことが何でもできるくせに思い通りにこなせない、身体を持つ方の人格――奏(かなで)。

奏という器が死んでしまい、虚無に残された楓は奏に対する恨み辛みで怨念を募らせてゆく。
そんな中、虚無に現れた謎の男により楓は仮の器を与えられ、人生をやり直せることを聞かされる。
しかし、仮の器ではそう長くは生きられないだろうと告げられ、楓はひどく落胆する。
楓を励ますように、男はその仮の器を本物にする術を教えた。

「一つは、奏ちゃんを殺すこと」
「もう一つは、千の人間を殺すこと」

「さあ、楓ちゃん。君にそんな非道いことが出来るのかな」
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