DOCUMENTARY | ナノ



2017 1229 Fri

いつか話したことかもしれませんが、私にとって喫煙行為は煙に対する好奇心に依るものです。ですので、うまいたばこを探すために色々なたばこを試します。たばこって「おいしい」という言葉より「うまい」という言葉の方が適当だと思うのですけれど、どうでしょう。
いちばんうまいと感じてお手軽に入手可能なものは、私にとって「ピース」というバニラの香りがするものでした。コンビニエンスストアにも常在ですので、こいつは必ず持ち歩いています。ロングピースではなくピースライトですね。たばこにどのような種類があって、どのような味があるのか、という説明は私の仕事ではないので語りません。喫煙を促進する意図もありません。自己加害の極みですし、金をドブに捨ててますし、非喫煙者からすれば臭いも不愉快ですし、中毒性もありますし、いいところが挙げられない!また値上げの波がやってきましたもの、こんなものは吸わない方が健全にお金を使うことが出来ますよ。
悪いものだと理解することと実際に行動を選択することは、私は異なるものだと考えます。自分によくないものだから、という解釈は、理由のひとつにはなりますが必ずしも結果には至らないものです、私にとっては。そういう訳で、私は喫煙を辞めるつもりはありません。うまいからね。好奇心もあるからね。その好奇心はいろいろなたばこを吸ってみるという試みによって解消しています。コンビニエンスストアで手に入れることのできるたばこは一通り試しましたが、ピースで落ちが着きました。マールボロはたまに吸いたくなります。それ以外にたばこ屋さんに足を運び、外国産のたばこも少しずつ嗜むようになりました。特に好きだったものは、ボヘーム・シガーのモヒートでした。メンソールのたばこはあまり吸う方ではないのですが、これはたまに吸いたくなります。箱を開けたときの、ミントの冷たい香りが心をくすぐります。アロマロイヤルのパラダイスティーは鞄にいれておくと、鞄の中に紅茶の香りがぶわわっと満ちます。味は然程紅茶の風味がしないので、見た目や香りで面白味がありました。どうやら煙に甘さがあるものが好きらしいと判明したので、ブラックデビルも一時期常飲していました。これは紙やフィルターが真っ黒でありながら香りがチープな甘さを持っており、そのギャップにどきどきします。ぜひ若い女の子に吸って欲しいので、女の子の喫煙者に会ったらグイグイとこいつを勧めます。おかげで友人のひとりがハマってくれました。ヤッタネ。
こうしたたばこの難点はたばこ屋に行かなければ購入不可能なところです。田舎に住んでいると中々手に入れ難い。おかげで多忙だった最近は新しいたばこを買えていません。近頃シガリロに興味があるので、買いに行きたいのですけれど。

いまはキャメルを吸いつつ、次のたばこを思案中です。つらつらと書きましたが、次は何のお話をしましょかなあ。未来の私に任せることとします。気が付けば年の瀬、今年も来るのが早いね。もっと鈍足でも構わないんだよ。


時の果てへ燻らせて