2016 1220 Tue


禁酒は全く己のためになりませぬ、かえって酒の進みが加速するばかり。おかげで肝臓が金切り声を上げる始末。酒を飲むのだ、酩酊してお話を書くのだ。しかし寒くて蒲団から出られぬ。先日友人の彼女を蒲団の中でひしと抱きしめたとき、かの自然派の男の気持ちが幾許か理解したような心地がした。何を言っているんだわたしは。兎にも角にも、蒲団の中でも操作できるような薄いパソコンがほしい。タブレットPCがほしい。正月博打に出るべきか悩みます。

深海魚を執筆していて大変快活に進んでいる最中に、原作が手元にない状況で原作必須の展開に差し掛かってしまい頭を抱えました。あのときだったら林間合宿編終わらせてた、きっと、たぶん。それはまあ言うまでもなく見栄なのでありますが、口惜しいことを致しました。それ以来どうも手が伸びず、つい浮気をして先日上げた文豪中也長編冒頭の続きを書いてみております。それもまた最高に筆が乗っているときに出発時刻と相成りまして、嫌々筆を置いたって按配です。哀しきかな、終日好きな時分にお話を書ければよいのに。フラストレェションが溜まってしまいますでしょうが。健康によくない。酒も煙草も愛玩する者の言う科白じゃありませんね。しかし声高に叫ぼうぞ。欲求不満は不健全だ！早々にわたくしに休息を与えたもれ！

この週末にようやく幹事としての仕事が終わりまして、後は決済をメールすれば終いです。おおよそ二ヶ月近くラインをフル稼動してあらゆる人々と連絡を取っておりました。ああ疲れた。慣れているとはいえ今回は特別面倒だった。もう二度とするもんかと踏ん反り返りますけれど、どうせまた二つ返事を繰り出すのです。予想に容易い。ノーと言える日本人になりたい。
その反動か昨日は何もかもをお休みして蒲団に籠城しておりました。お話も書かず、食事もせず、ただただ惰眠を貪る一日。至福の一時でございました。贅沢言わないですから一月に一遍そんな日を設けてくださいませんか。そうすりゃ人間仕合わせに延命できる単純な生き物でしょう。日光を浴びよと母に叱られますので、さてビタミンでも生成に行きますかな。言った矢先に雨天中止でございます。

世間様が赤緑の波に埋まる時分、白田もひとつ歳を取ります。取りたくないので捨てたい。どなたかもらってくださいまし。今ならお安くしておきますよ。

彼方に焦がるペチカの足下、希望の星は有るのだと彼女は語って居なくなった