「つめたっ…」
「けっこう熱ありそうだね…大丈夫?」
「大丈夫じゃないから…、早く帰って!」
楓はおでこにあるキッシュの手を振り払った
「冷たいな〜あっ、せっかくだから僕が看病してあげようか?」
キッシュはおどけたように笑いながら、楓に尋ねてきた
「そんなの、いらないからっ…いいから、寝かせてよ…」
楓は布団を被って顔をかくした
(あ〜頭痛いっ…)
楓はキッシュが来たことによりさらに頭がガンガン痛くなってきたよう気がした
「ねぇ、楓ー薬は飲んだ?」
まだ部屋に居るのか、布団ごしにキッシュの声が聞こえてくる
「飲んでないけど…」
「ちょっと待っててねー♪」
キッシュはそういうと、どこかに行ったのか静かになったので、楓は布団から顔を出して部屋を見渡した
「帰ったのかな?」
しかし、それは勘違いだった…
「おまたせー」
すぐにキッシュが戻ってきた
「はい、薬飲みなよ」
キッシュの手には水が入ったコップと薬があった
「えっ、持ってきてくれたの?」
楓はまさか、わざわざ持ってきてくれるとは思っていなかったのでびっくりしていた
「そっ、ついでに薬も飲ませてあげる」
キッシュはニヤリと笑うと、持っていた薬と水をすばやく口に含み楓の唇と自分の唇を重ねた
「んっ…!?」
いきなりの行為に楓は頭がついていかず、目を大きく見開いた
行為に気が付いた時、抵抗しようとしたが両手首は既にキッシュに押さえられ動かすことができない
「っ…!」
(あああ、ありえないー!!!)
閉じる口を抉じ開けられ中に苦いものがジワリと広がる
──ゴクリ
飲んだのを確認したキッシュは唇から離れた
「さいてっ…!」
楓の平手打ちがとぶが、あっさりキッシュにかわされた
「フフッ…平手打ちは受けないよ?」
キッシュはとても楽しそうで満足そうな顔をしていた
「とりあえず、ご馳走さま♪熱で弱ってる楓も可愛かったよ、またね!」
キッシュはウィンクすると、窓から逃げていった
「…あんなのキスだなんて認めないんだからあ!!」
楓はそう叫ぶと、力つきて眠りについた…
──────
「なぁ、パイーなんか、今日のキッシュすげぇご機嫌じゃないか?」
「そうだな…。どうせ楽しい玩具でも見つけたんだろ」
パイとタルトは妙に機嫌のいいキッシュを見て、不思議に思った
(次は何して遊ぼうかな♪)
END
「けっこう熱ありそうだね…大丈夫?」
「大丈夫じゃないから…、早く帰って!」
楓はおでこにあるキッシュの手を振り払った
「冷たいな〜あっ、せっかくだから僕が看病してあげようか?」
キッシュはおどけたように笑いながら、楓に尋ねてきた
「そんなの、いらないからっ…いいから、寝かせてよ…」
楓は布団を被って顔をかくした
(あ〜頭痛いっ…)
楓はキッシュが来たことによりさらに頭がガンガン痛くなってきたよう気がした
「ねぇ、楓ー薬は飲んだ?」
まだ部屋に居るのか、布団ごしにキッシュの声が聞こえてくる
「飲んでないけど…」
「ちょっと待っててねー♪」
キッシュはそういうと、どこかに行ったのか静かになったので、楓は布団から顔を出して部屋を見渡した
「帰ったのかな?」
しかし、それは勘違いだった…
「おまたせー」
すぐにキッシュが戻ってきた
「はい、薬飲みなよ」
キッシュの手には水が入ったコップと薬があった
「えっ、持ってきてくれたの?」
楓はまさか、わざわざ持ってきてくれるとは思っていなかったのでびっくりしていた
「そっ、ついでに薬も飲ませてあげる」
キッシュはニヤリと笑うと、持っていた薬と水をすばやく口に含み楓の唇と自分の唇を重ねた
「んっ…!?」
いきなりの行為に楓は頭がついていかず、目を大きく見開いた
行為に気が付いた時、抵抗しようとしたが両手首は既にキッシュに押さえられ動かすことができない
「っ…!」
(あああ、ありえないー!!!)
閉じる口を抉じ開けられ中に苦いものがジワリと広がる
──ゴクリ
飲んだのを確認したキッシュは唇から離れた
「さいてっ…!」
楓の平手打ちがとぶが、あっさりキッシュにかわされた
「フフッ…平手打ちは受けないよ?」
キッシュはとても楽しそうで満足そうな顔をしていた
「とりあえず、ご馳走さま♪熱で弱ってる楓も可愛かったよ、またね!」
キッシュはウィンクすると、窓から逃げていった
「…あんなのキスだなんて認めないんだからあ!!」
楓はそう叫ぶと、力つきて眠りについた…
──────
「なぁ、パイーなんか、今日のキッシュすげぇご機嫌じゃないか?」
「そうだな…。どうせ楽しい玩具でも見つけたんだろ」
パイとタルトは妙に機嫌のいいキッシュを見て、不思議に思った
(次は何して遊ぼうかな♪)
END