「……楓、……楓………」
「………んっ?」
楓が目をさますと、目の前には周助の顔があった
「楓大丈夫?僕が戻ってきたら、倒れてたから…」
「…え?」
(あたし、さっきまで五人の女の子と一緒に居たはずなのに…)
「あたし、ベンチに倒れてた?」
「うん、なんか顔青ざめてたよ。大丈夫?」
楓は周助の言っていることと、自分がさっきまで居た場所が違く疑問に感じた
「軽い貧血じゃないかな。今日はもう帰ろうか。」
「うん、そうだね…」
(夢でも見ていたのかな?)
楓は不思議に思いながらも、だるい体を支えながら家に帰った
(…やっぱり、ただの貧血だったのかな?)
これから彼女たち6人が
世界の未来を背負って生きていくことになるなんて、まだ誰も知らない…