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- ナノ -
02

「大丈夫?」


楓は苛められていた子に声をかけた


「あ、はいっ‥」


すると他にも今までの様子を見ていた子たちも駆け寄ってきた


「怪我してない?」


「ほんとうに、ありがとうございました。ご迷惑かけちゃって‥」


緑の髪の子は深々と頭をさげた


「別に‥」


「たのしかったのだー」


「とにかく、良かったね」


「全然、迷惑なんかじゃないよ!」


「私、トロいからすぐみんなを怒らせちゃって‥あとでみんなにも謝らなきゃ。」


緑の髪の子は苦笑いを浮かべ、紫の髪の色をした女の人はもう用は済んだとも言いたげに、早々と帰ろうとしていた


「じゃ、あたしはこれで」


その言葉を機に黄色い髪の子も帰ろうとしていた


「ばいばいなのだー」


「あっ、そういえば私周助のこと待ってたんだ!」


楓も周助のところに戻ろうとした時、




──ゴゴゴ




突如地震がおきた、しかもただの地震ではなかった‥地面が光っているのだ


「何これ!?ただの地面じゃない!」


そう思った時、楓の目の前には一匹の動物がいた


「な、に?」


そう思った時には、その動物は弾けて楓の体内に入った




「いやあああっ!!!」




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