「大丈夫?」
楓は苛められていた子に声をかけた
「あ、はいっ‥」
すると他にも今までの様子を見ていた子たちも駆け寄ってきた
「怪我してない?」
「ほんとうに、ありがとうございました。ご迷惑かけちゃって‥」
緑の髪の子は深々と頭をさげた
「別に‥」
「たのしかったのだー」
「とにかく、良かったね」
「全然、迷惑なんかじゃないよ!」
「私、トロいからすぐみんなを怒らせちゃって‥あとでみんなにも謝らなきゃ。」
緑の髪の子は苦笑いを浮かべ、紫の髪の色をした女の人はもう用は済んだとも言いたげに、早々と帰ろうとしていた
「じゃ、あたしはこれで」
その言葉を機に黄色い髪の子も帰ろうとしていた
「ばいばいなのだー」
「あっ、そういえば私周助のこと待ってたんだ!」
楓も周助のところに戻ろうとした時、
──ゴゴゴ
突如地震がおきた、しかもただの地震ではなかった‥地面が光っているのだ
「何これ!?ただの地面じゃない!」
そう思った時、楓の目の前には一匹の動物がいた
「な、に?」
そう思った時には、その動物は弾けて楓の体内に入った
「いやあああっ!!!」