「珍しいね、周助が博物館に行こうなんて誘うなんて!」
「姉さんから、博物館のチケットを貰ってね。せっかく貰ったのに使わないのも勿体無いから。」
周助はクスリと人懐っこい笑みを浮かべた
「何も、いとこの私じゃなくても…彼女とかいないの?」
「そんなの居ないよ。今はテニスに集中したいしね。で、楓は彼氏いないの?」
「うっ…いたら、今日来てないよ…」
楓はつい口ごもってしまう
そんな楓を見ながら周助は笑みを浮かべていた
「一通り回ったし、休憩しようか?」
「うん!」
「それじゃ、何か飲み物買ってくるから…ここで、待っててくれる?」
「分かった。」
楓は今日、いとこの不二周助と博物館に訪れていた
周助が彼氏だったらなぁ、なんて思いながらベンチに座って休んでいると突然
「ムカつくんだよ!!!」
と大きな罵声が聞こえてきた
「な、何?」
楓は声をする方に顔を向けると、一人の女の子に寄ってたかって複数の女の子が苛めていたのだ
「わざわざ博物館に来てまで、苛めなくてもいいのに‥」
楓は助けようと思い立ち上がり近づいて行くと
「弱いものいじめはいけないのだー」
小学生くらいの子が両手をひろげ止めていた
「なんだ、このガキ?」
「うぜーんだよ。」
「いけないものは、いけないのだっ!」
黄色い髪の子は持ち前の身軽さで、不良から緑の髪の子を守った
──しかし
「ふざけやがって!てめーが余計なことするから、この女がこんなめにあうんだよ!」
それは悪い方に空回りしてしまい、不良の子たちはまた緑の髪の子に手をだした
「あっ、しまったのだ…!」
(あの子が危ない…!!)
助けに入ろうと、楓は動いたがそれは余計だった
紫の髪の美人な女の人が不良の手を掴みひねり上げた
「い、いてぇ!!」
「くそ!おぼえてろよ」
敵わないと感じたのか、不良の子たちはバタバタと逃げていった
「姉さんから、博物館のチケットを貰ってね。せっかく貰ったのに使わないのも勿体無いから。」
周助はクスリと人懐っこい笑みを浮かべた
「何も、いとこの私じゃなくても…彼女とかいないの?」
「そんなの居ないよ。今はテニスに集中したいしね。で、楓は彼氏いないの?」
「うっ…いたら、今日来てないよ…」
楓はつい口ごもってしまう
そんな楓を見ながら周助は笑みを浮かべていた
「一通り回ったし、休憩しようか?」
「うん!」
「それじゃ、何か飲み物買ってくるから…ここで、待っててくれる?」
「分かった。」
楓は今日、いとこの不二周助と博物館に訪れていた
周助が彼氏だったらなぁ、なんて思いながらベンチに座って休んでいると突然
「ムカつくんだよ!!!」
と大きな罵声が聞こえてきた
「な、何?」
楓は声をする方に顔を向けると、一人の女の子に寄ってたかって複数の女の子が苛めていたのだ
「わざわざ博物館に来てまで、苛めなくてもいいのに‥」
楓は助けようと思い立ち上がり近づいて行くと
「弱いものいじめはいけないのだー」
小学生くらいの子が両手をひろげ止めていた
「なんだ、このガキ?」
「うぜーんだよ。」
「いけないものは、いけないのだっ!」
黄色い髪の子は持ち前の身軽さで、不良から緑の髪の子を守った
──しかし
「ふざけやがって!てめーが余計なことするから、この女がこんなめにあうんだよ!」
それは悪い方に空回りしてしまい、不良の子たちはまた緑の髪の子に手をだした
「あっ、しまったのだ…!」
(あの子が危ない…!!)
助けに入ろうと、楓は動いたがそれは余計だった
紫の髪の美人な女の人が不良の手を掴みひねり上げた
「い、いてぇ!!」
「くそ!おぼえてろよ」
敵わないと感じたのか、不良の子たちはバタバタと逃げていった