「僕の名前はキッシュ。キッシュって呼んでくれたら嬉しいなぁ〜」
キッシュはトンと楓の目の前に着地した
「っ!」
楓は間合いを取るために下がろうとしたがキッシュに腕を掴まれた
「いちごも可愛いけど、君もなかなか可愛いよね〜」
「離してよ!」
「あらら、警戒されちゃってるよ…大丈夫、今は君を殺したりしないからあんまり警戒しないで欲しいな〜僕はただ探しものを探しに来ただけなんだから」
「探しもの?」
「そう探しもの。でも教えてあげないよ?まっ、君が僕の彼女になってくれたら教えてあげなくもないけどね?フフ…」
キッシュはニヤリと口元をつりあげた
「まっ、探しものはまたあとでていいや。君と戦うの面倒だし…またねっ!」
キッシュは楓にウインクすると消えてしまった
「探しものって一体なんなんだろ?」
楓はとりあえず変身をとき白金に電話をした
「もしもし、白金さん?キメラアニマ無事に倒しました!」
『そうか、ご苦労だったな。学校なのに悪かったな。圭一郎が特別に苺のタルトをお前に作ってやるって言ってたから楽しみにしてろ』
「本当ですか!?楽しみにしてます苺のタルト!」
楓はやったぁと喜びながら電話を切った
「あぁ、もうこんな時間!早く教室に戻ってご飯食べないと!」
楓は携帯を制服のポケットにしまうと、急いで屋上から立ち去った
「………」