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25

キメラアニマを倒すと、いちごはゾウに捕まっていた女の子を見事キャッチした


「まだまた、つめが甘いね」


キッシュはニヤリと口元をつりあげた


「倒すたびにエイリアンたちが別の動物に寄生を!?」


「これじゃぁ、きりがありませんわ!」


4人がどうするか考えていると黄色い髪の女の子が叫んだ


「あぶないのだっ!」


「きゃあ!」


突き飛ばされたいちごは何事かと思い振り返ると、黄色い髪の子がゾウに踏み潰されそうになっていた


「危ないっ!」


「だめえぇぇ!」


いちごが叫ぶのとほぼ同時だった──

黄色い髪の女の子からまばゆい光が放たれた


「やったのだ!歩鈴も耳としっぽなのだーっ」


「あの子もミュウミュウ?」


5人目のミュウミュウに4人は喜んだ


「ここは歩鈴におもかせなのだ!プリングリング!」


歩鈴はフラフープみたいな武器を動物たちにむかって投げた


「プリングリングインフェルノ!」


歩鈴の武器が動物たちを閉じ込める


「今がチャンス!リボーンホイップポップシャワー!」


「スペシャルサービスでお返しするにゃん!」


5人一斉に反撃しなんとかキメラアニマを倒した


「おつかれさま、十分楽しませてもらったよ。」


キメラアニマを倒すと今まで見物していたエイリアンが降りてきた


「あの人だれ?」


「わかりませんわ、わたくしも初めて見ましたわ」


「おねーちゃんの、ちゅーの相手なのだ!」


「うわあ!」


いちごは顔を真っ赤にし否定した


「近いうちにまた会いにくるよ、ハニー」


謎の人物はそれだけ言うと一瞬にして消え去った


「…誰だったんだろ、今の人?」


「さぁ、わかりませんわ。白金に聞いてみましょう。とりあえず…今日のところはカフェに戻りましょう」


「ぷりんも行くのだー!」


4人が帰ろうとすると、いちごを呼ぶ声が遠くから聞こえてきた


「いちご!どこだよ、いちご!」


「あっ、もしかしていちごのデートの相手?」


楓がそう尋ねればいちごは顔を真っ赤にさせた


「いちごさんの彼氏、かっこいいですね」


"彼氏"といわれ、いちごはさらにてんぱる


「や、やだなぁ!そんなんじゃないよ!」


「わたくしたちは、早くカフェに戻りますわよ。」


みんとはいちごに気を使ったのか、早く帰ろうと言った


「呼び捨てにされるなんて、いちごにしては上出来ですわね」


楓は楽しそうに、みんとといちごの会話をながめた


(いちご、コロコロ表情変わるから面白いなぁ)



何はともあれ一件落着


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