「あ、跡部さん!」
校門に行けば、やっぱり騒ぎの原因は跡部だった
「よぉ、桜崎。随分遅かったな」
「すみません、もう来てるとは思わなくて…」
「まぁ、いい…乗れ、早く行くぞ」
「はい!」
楓が車に乗るのを見て、一部の立海生徒が騒いでいたが跡部はそんなのをまったく気にしていなかった
むしろ、騒がれるのに慣れているような?
「のぉ、柳生…」
「何ですか、仁王君?」
「わしの目がおかしくなきゃ、今校門に氷帝の跡部がおった気がするんじゃが…」
「奇遇ですね。私にも氷帝の跡部君が居たように見えました。しかも桜崎さんと一緒に…」
「「………」」
2人はいったい跡部と桜崎がどういう関係なのか考えたがいい答えが思い浮かばなかった
「お付き合いなさっているのでしょうか?」
「あり得んぜよ…」
「ですよね…」
仁王と柳生の謎は深まるばかりであった