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「ねぇ、なんか校門のあたり騒がしくない?」


「本当だ、何かあったんじゃない?」


今日の昼休みは珍しく教室にワカメ頭君は来なく、仁王とも朝の会話以外話さなく楓は平和な1日を過ごしたが



──放課後


HRも終わり、部活または帰るため移動する人が多いこの時間…

なんだか校門のあたりが騒がしかった


「なんかベンツみたいな車が停まってるように見えるのはあたしの気のせい?」


「どうして…ベンツなんか…」


楓はそういえば、今日からカフェミュウミュウでバイトだなと思いながら携帯を開き、切っていた電源をONにした


そしてメールを問い合わせすると一件の新着メールがあった



From 跡部さん
sub 無題
──────────
今日は部活が休みだから俺様が迎えに行く。
学校の校門で待ってろ




「…校門?」


楓はまさかと思い校門に停まる車を見た


(そういえば…跡部さんってお金持ち…まさか!)


楓は鞄に道具を適当に入れると急いで教室を出た


「また明日ね!亜沙美、美香!」


「…楓?」


「忙しい子ね」


2人は楓が何をそんなに急いでるのかわからず?マークを浮かべた


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