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【続き】

全体的に凄く衝撃的でした。

とりあえずイラストのぼんやりリタっちやら幼いジュディスちゃんやらに悶えました。ヘルメス姉妹可愛すぎる……!そして、ヘルメスも予想以上のイケメン……!

ヘルメスが意外にパパをやっていたのにも驚いたし、クリティア族に〈大いなる輪〉という存在があったことにもビックリしました。そして、なるほどなーと。

ヘルメスの葛藤が物凄く伝わってきて、可愛い娘2人遺して死んだこの人は何を思っていたんだろうとゲームプレイ中考えていたので、小説を読んでじわじわきました。
あと気になりまくってたのはリタっちの母親です。小説にも出てこなかったんですが、リタっちの母親は確かリタっち小説参照ですが山の研究所の爆破に巻き込まれたという感じになっていたはず。
だけどヘルメスは、それには一切触れてないし、小説にはそんな女性は全く出てこない。
リタっちとジュディスちゃんは小説を書いた方が違うので、細かく追求しても仕方ないんですが、ちょっと考えると騎士団じゃないので、外に戦いに行ってはいないと思うので戦死はないはず。
結界を黒い(おっさんを殺した)始祖の隷長が壊したのはヘルメスが死んだ日が初めてで、研究所爆破もその日だから爆破に巻き込まれたなら、その日。
でも、生き残りはおっさんとイエガーしか居なかったからリタっちの母親が爆破に巻き込まれたかは分からないので、リタっちの母親は爆破に巻き込まれたのではなく、逃げている途中に殺されたのではないかなという結論に私の中では達しました。
愛していたヘルメスを置いて逃げる事になるのに気付いていたかは、考えても分かりませんが母親ですからリタっちの元に帰りたかったと思います。
ヘルメスは始祖の隷長に話されたことを誰にも言わなかったので、当然リタっちの母親も知らない。だから、ヘルメスと残ることもなかったんじゃないかと。

戦争は、とんでもなく酷かったです。
がむしゃらに生きる為に〈戦場〉で戦っていたダミュロンの時よりも〈故郷〉が戦場になったジュディスちゃんの話の方が戦い全体の描写は惨かった印象です。
ジュディスちゃんはよく頑張って生きてくれた……!バウルありがとう!

ジュディスちゃんはナギークの天才でリタっちも天才だなんて、天才姉妹じゃないか……!

バウルは若い若いとゲーム中言われていて、ぼんやりとしか理解していなかったのですが小説を読んで本当に若かったんだなと。
ひとりぼっちだったバウルに優しくしてくれたジュディスは、バウルにとって同族ではなかったけど、本当に大切な存在で、家族の様に愛しい存在になっていく描写が暖かかったです。
ヘルメスが悩んでいた時、バウルも苦しんでいたんじゃないかと思うと胸が苦しいです。
ジュディスちゃんと一緒に魔導器を破壊して回ることにしたのも単にジュディスちゃんの手伝いがしたかっただけじゃなく、ジュディスと同じように家族だったヘルメスの遺した物を自分も責任を持って破壊しようと思ったんじゃないかと勝手に推測しています。

自分の父親に隠し子が居たって分かって、そんなに落ち着いてられるかな。前から知ってたってこと?とゲームのサブイベで考えていたのですが、小説内のジュディスちゃんの反応に納得です。
リタっちの存在を知ってしまって、手紙も読めず、ヘルメスの気持ちも分からず、独りになってしまったジュディスちゃんは誰かを恨まずには生きていけなかったんだと思います。
それが灰色の魔物と娘であるリタっち。
隠し子居るって分かったら、そんな反応しちゃうよねと小説読みながら思ってました。しかもヘルメスしか肉親がいなかったんだから尚更ですよね。奪われたと思ったって仕方ない。
でもジュディスちゃん!この頃リタっちも大変だったんだ!と思ったりしたんですが、ジュディスちゃんはリタっちもまた天涯孤独の身だなんて知らないんだから当然かと思ったりで、うあー、どっちも好きだから辛い……!と思いながら読み進めました(笑)
こういう事を考えるとジュディスちゃんが、どうして魔導器を壊してたのかを知ってリタっちがジュディスちゃんを叱るシーンは重要性が上がるなぁと。
ヘルメスメモのサブイベは、もっと後だったような気がしないでもないですが、あの時気付いていたとしたらジュディスちゃんの心情も色々変わるだろうなと下巻にわくわくしています。楽しみ……!リタっちとたくさん絡んで!

全体を通して、ジュディスちゃんは本当に普通の女の子だったんだなと。
ゲーム中は強い女の子だなと思っていたんですが、本当に本当にどこにでもいる可愛いお父さんが大好きな女の子。
そんな子が背負わされた物が世界だなんて、ジュディスちゃんも壮絶な人生を歩んできたんだなと驚かされました。
ジュディスちゃん頑張ったね、ほんとに可愛い……。

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