押さえつけているなまえの足が小さく強張り、細い腰が跳ねて、彼女が達したのが分かった。舌と指の両方で攻め立てている部分からとろりと液が溢れる。それを躊躇うことなく嚥下すると、ごくりという音がいやに大きく聞こえて、身体の中心で熱が上がった気がした。
「なまえ…まぁたイっちゃった…?」
「は…ぁっ…銀さ…」
手首は自分の帯に縛られて、脚も俺に押さえつけられて、自由のないなまえはただ快楽に喘ぐことしかできない状態だった。それでも俺を求めて揺れる瞳はなんともいえない征服欲を充分に満たし、そして更なる加虐心を煽る。
一言で言えば、彼女の姿はエロかった。今まで見てきた大人の雑誌やらビデオやらが全部頭の中からぶっ飛ぶくらいにはエロかった。それは途方もないエロさだった。
「…なあ、なまえ」
「ぁ、ァ、……んっ」
まだ絶頂が終わっていないのを承知の上で、ぐちゅりと無造作に彼女の胎内をかき混ぜる。収縮を繰り返すそこは締め付けの度に透明な液を吐き出すから、俺の指も口も食道まできっと彼女の体液にまみれているんだろう。そう考えるだけで鳥肌がたつほどの快感を覚え、自身がぴくりと震えた。
もともと、早急に彼女のナカに身体を沈めたいがために、嫌がる彼女を拘束してまで秘部を舐め、そこを解そうとしたのだ。自分の手で何度も絶頂を迎えるなまえがあまりに可愛くて夢中になっていたが、初めから彼女のナカに入りたいと訴え続けていた自身はとうの昔に限界だったようで、気づけば濡れた下着が不快なほどに張り詰めていた。
「そろそろ、銀サンも気持ちくなってい…?」
「、ん、…はや…く、っ」
強請られるまま身体をずらして勃ち上がった下半身をあてがうと、それだけで淫靡な水音がした。先走りと彼女の粘膜が擦れ合い、先端に感じる感触にまた自身が肥大する。
なまえの腰は俺を求めるように控えめに動いていて、それに合わせて身体をゆっくりと奥へ進ませると、十分に濡れたそこはずぷずぷと俺を受け入れていった。
「ん、はぁ…っ、あッ」
「っは…、…すっげ、」
いつも以上に絡みついてくる粘膜に抗いながら抜き差しを繰り返せば、俺を追うようになまえは身体を揺らした。そのあまりの妖しさに溢れた唾を嚥下して、子宮に届くまで一気に差し込めば、絡みついてくる感触に襲ってくる青臭い吐精感。
もちろん俺一人でイくつもりもなくて、そろりと伸ばした指先で膨らんだ部分を優しくなぞってやった。
「あっ…銀さ…っ…一人じゃ、や…、っ」
「…あーもう、何可愛いこと、言ってくれちゃってんの…っ」
こっちはそれこそ必死だっていうのに、お前はそうやって震えた身体で、上気した顔で、潤んだ瞳で、本能から俺を欲してくれるから、いつだって俺は愛しさが胸に溢れてどうしようもなくなるんだ。
水溶性の花園
20110918