「追慕」如何だったでしょうか。
このお話には実はモチーフとなる歌があって、その空気感ややるせなさ、優しさや切なさを表現してみたくて、あまり推敲せず一気に書き上げました。
きり丸はきっと六年生になる頃には忍として戦に出ることを、頭では割り切っていても、どこかしこりとして蟠る部分もあるだろうなぁ、と常々思っていました。いくら六年生といえど、なんたってまだ15ですしね。だから卒業前に、こんな風に区切りというか、ある意味での決別をつけることで、少しは生きやすくなるんじゃないかなぁ、と。
それではまたいつか、何かの終わりにお会いできることを祈って。
ご拝読ありがとうございました。
111218 楡
song by 平井堅/Nostalgia