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「俺も行く。」
「…え?」
耳を疑った。
まさか、俺も行くとか言わなかったよね、この人。
なんて、現実逃避してみたけど、彼の発言が変わることはなく。
新たな冒険の始まりだ、ってことですか
パーティーメンバーはほとんど変わらず、このまま新たな冒険に入るらしい。
よくある第二部ってやつか。
でも、いいのかしら?というか、エイダとまだくっつかないのかな?
わくてかして待ってるんだけどな。
美男美女カップル!目の保養!ただし、リア充爆発しろ。
ちなみに、アリスとクリスの方は、既に若干いい雰囲気。
ていうか、アリスとクリスって、アリストテレスっぽいよね?
現実逃避し気味な、自分の脳内を叱咤して、聞こえてきた音にヘリ内を歩く。
大きなヘリで、武器を積んでいたりしたのだろう、後ろが開くようになっているのだ。
確認できるそれを見て、マジかよ、と思わず呟いた。
「後ろからヘリが3機、ついて来ている。…後ろ開けるよ?」
「俺がやる、」
「体ももう、問題ないんだけど…。」
「ヘリに帰って来たら、ぴくりとも動かない姿だった。」
「気を失ってたからなぁ。」
頬を掻いて、そのまま、後ろを開ける。
まだ話している最中だ、と言われたが、こっちの方が重要な訳で。
「こっちが片付いたら、愚痴でも説教でも、なんでも聞きますとも。」
「本当だな?」
そう言った途端、何処から取り出し…あ、アタッシュケース持ってたんですね。
アタッシュケースから取り出した、ライフルで、後ろのヘリのプロペラ部分を打ち抜いた。
構えて、標準をあわせて、発砲するまでの間、わずか5秒。
…嘘だろ?
唖然としている間に二発目をセットし、ぱん、と音が鳴る。
そして、すぐに三発目で、気がついたら追跡のヘリが無くなっていた。
『最強じゃね?私必要なくね?』
唖然と日本語で呟いた言葉はエイダも理解できないらしい。
全員が全員にキョトンとした目を向けられて、何でもない、と手を振る。
後ろを閉めて、その場に座り込んで、レオンに目を向けた。