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紅麗「邪魔するぞ。」
陽炎「あら、紅麗。お疲れ様。」
烈火「紅麗!お疲れ!」
薫「お疲れ様〜!」
紅麗「あぁ、ありがとう。烈火、これ、今日も美味かったぞ。」
烈火「ん、そりゃ良かった。まぁ、半分は母ちゃんが作ったようなもんだけどな。」
陽炎「あら、でも朝ちゃんと起きて詰めてるのは烈火だもの。烈火の功績だと言って良いと思うわ。」
烈火「やー、まぁ、風子の奴に嫌でも起こされっからな。」
紅麗「いつも済まないな。」
烈火「いーってことよ!明日も要るよな?」
紅麗「あぁ、頼めるか?」
烈火「任せとけって!そんかし、残すなよ?」
紅麗「ふふ、勿論だ。」
陽炎「さ、紅麗は明日も早いのでしょう?早く帰って休みなさいな。」
紅麗「あぁ、そうさせて貰おう。邪魔をしたな。……そうだ、烈火、」
烈火「ん?」
紅麗「……御馳走様。(チュ) 明日も楽し――っ!?」
パッカーン!!
(こめかみにクリーンヒット)
烈火「ななななな何してやがんだテメェ!!」
紅麗(……痛い…。)
陽炎(あらあら…。)
薫(うわぁ…。)
紅麗(………私の目にも捕らえられんとは、どういうことだ…。……そんなに嫌だったのか?)
烈火「こんの馬鹿兄貴!!か、(ここから小声)……母ちゃんの前でキスとかしてんじゃねぇよ!バレたらどーすんだ馬鹿!!」
紅麗「陽炎は意外と平然としているぞ?」
烈火「そういう問題じゃねぇ!恥ずかしいことすんな!!」
紅麗「分かったから、今後はもう角で殴るのは止めろ。プラスチックでも流石に痛い。」
雉も鳴かずば打たれまい
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