結成

空太「まぁ確かに、生まれた家にいる方が里親も見付かり易いよね。」

風子「そうそう。」

紅麗「此方が勝手に里親を探す分には何の問題も無いだろうしな。里親募集の貼り紙でも作るか。」

烈薫風(((紅麗が…?)))

空太「じゃあ、残念だけど…帰して来るよ。あ、紅麗さん、良かったらその子も連れて行きましょうか?どうせなら一緒に里親探して貰っちゃいましょう。」

紅麗「そうですね…お願いします。丁度車で来てますから、御友人の家まで送りましょう。」

空太「あ、良いんですか?ではお言葉に甘えて……ありがとうございます。」

紅麗「いえ。」

烈火(急接近だな、おい。)

風子(動物って凄いわねぇ。)

薫(これも一種のアニマルセラピーって奴かな?)

紅麗「やはり3匹共兄弟ですか?」

空太「そうなんです。真ん中のこの子、黒ブチが大きい子が一番上で……」

(以下延々猫トーク)

空太「話してると何かややこしいんで名前付けちゃいましょうか?」

風子「名前なんか付けたら情が移って返せなくなるわよー。」

紅麗「なら、番号を付ければ良いのではないか?」

空太「あ、良いですね。そうしましょう。」

紅麗「無難に1号、2号、3号、4号…か?」←真剣

空太「でも、紅麗さんの猫ちゃんは兄弟じゃないですし、4号はおかしくないですか?」

紅麗「それもそうですね…。」

空太「ここはアルファベットも使ったらどうでしょう?空太のSを取ってS1、S2、S3とか。」

紅麗「成る程。分かりやすいですね。」

空太「じゃあ、その子は紅麗さんのKでK1ですね。」

風子(格闘技か!)

紅麗「……一匹しかいないのに数字は必要無いのでは?」

空太「それにしても、アルファベットと数字って、今流行りのA○Bみたいですね。SKNですね、SKN。」

薫(紅麗をスルー!?)

紅麗「SKN…とは?」

烈火(しかも気にしてねぇ!)

空太「空太と紅麗とにゃんこの頭文字です。」

紅麗「(何故にゃんこ…)それならcatのcでSKCでも良いのでは?」

空太「あー、そっちですか!うーん、どっちが良いですかねぇ…?」

紅麗「そうだな……」(悩)

烈薫風(((ど……)))

烈薫風(((どうでも良い…!!)))




ツッコミ所は多過ぎたが、弟妹達は何も言わなかった。



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