兄の弱点

烈火「げっ!ゴ●ブリ!」

薫「うわ!本当だ!って烈火兄ちゃん、スリッパは駄目だよ!ここ紅麗ん家なんだから!」

烈火「えー?面倒臭ぇな…。カオリン、そこの箱ティッシュ寄越せ!奴は俺が葬る!」

薫「うん、任せた!」

紅麗「何だ、騒々しい。」

薫「あ、紅麗、ごめん。でもゴ」

烈火「紅麗、そこ退け!」

紅麗「何……っ?!」(ビクッ)

烈火「紅麗!今だ踏め!」

紅麗「っ踏めるか!」

烈火「もう何やってんだよ!逃げちまうじゃねぇか!」

薫「隅に追い詰めて掃除機で吸っちゃえば?」

烈火「おっ、それ良いな。」

紅麗「止めろ!人の家の掃除機をそんな事に使うな!」

薫「……紅麗って、もしかしてゴ●ブリ駄目なの?」

烈火「えー、無いだろ。エイリアンでも平気で殺すぜ、こいつ。」

紅麗「……」(目線がひたすらゴ●固定)

薫「おーい、紅麗?」

烈火「うっわ、マジかよ、お前…。」(驚愕)

紅麗「…………今までは…炎で焼き殺していたから…。」(常にゴ●視認)

烈火「だから素手では無理ってか?へぇーお前ぇでも苦手なもんってあるんだな。」

薫「ゴ●ブリ駄目って女の子みたいだけど、理由は果てしなく紅麗だね…。」

烈火「まぁ良いや。取り敢えず、紅麗の為にも、ちゃちゃっとしばいて来るわ。」

紅麗「あぁ…頼む…。」

(数分後)

烈火「倒したぞー。」(ティッシュ箱の裏見せながら)

薫「さすが烈火兄ちゃん!早い!」

紅麗「さっさと処分しろ。」

烈火(指図されてカチン)「おい、紅麗。」

紅麗「何だ?取り敢えず、先にそれを…」

烈火「これが目に入らぬか!」(近付け)

紅麗「っ入るか馬鹿が!」(ドン引)

烈火「面白れぇ…ビビる紅麗とか初めて見た…!」(寄)

紅麗「止めろ、寄るな!殺すぞ!」(引)

烈火「んなビビってちゃ説得力無ぇっての。」(寄)

紅麗「来るなと言っているだろうが!」(引)

烈火「ほーれほーれ。」(寄)

紅麗「貴様、いい加減に…」

ガッ!

紅麗「っ!?」(テーブルの脚で小指ぶつけた)

薫「く、紅麗……大丈夫?」

紅麗「……っ!」(悶)

烈火「わ、悪ぃ…うん、俺が悪かった。マジでごめん。もう絶対しねぇから、な?」

紅麗「……っ良いから、さっさとそれを片付けろ…!」






紅麗様も小指ぶつけると痛いと言う話。(違)
……紅麗ファンの皆様、済みませんでした。


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