敗北
※という訳で、霧沢家へ挨拶(という名の潜入)に行きました。
風子「兄貴!お願い!お金貸して!この通り!」
空太「うーん…俺も今、あんまり手持ちが無いからなぁ…。」
風子「本っ当、頼む!ちょっとで良いから!」
紅麗「雷覇に頼めば、貸すどころか、くれると思うが。」
烈火「お前ぇって、本当に雷覇の扱い酷いよな。」
紅麗「雷覇は霧沢風子の交際相手だろうが。一般論を言ったまでだ。私はやったことは無いぞ。」
風子「この目を見ろ!物凄〜く真摯な瞳でしょうが!貸したくなるでしょ?ね?ね?」
烈火「何言ってんだ、お前ぇ一応女なんだから、紳士な訳無ぇだろ。」
薫「烈火兄ちゃん、ジェントルマンな方じゃなくて、誠実な方だよ。」
烈火「なっ…!ううううるせぇ!知ってらぁ!ボケただけじゃ!!」
紅麗(下らん…。)
空太「あはは、確かに風子はレディースだよね。」
風子「それも違うわ。」
空太「分かってるよ、特攻服まで着てないもんね?……はいはい、ごめんって。うん、gentlemanじゃなくて、本当にすごくsincereな目だったと思うよ。」(めちゃ良い発音)
風子「え?うん。」(解ってない)
烈火「?」(解ってない)
薫「?」(解ってない)
紅麗「……………くっ…!」(解った)
薫「うわっ!紅麗がウケてる!」
烈火「えっ、ちょ、マジで?!空兄すげぇー!!」
風子「凄いもん見ちゃったわ…。」
空太「え?え?」
紅麗(……っ不覚…!)
霧沢兄の波状攻撃。
別に駄洒落に弱い訳では無いけど、じわじわ来たらしい紅麗様。
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