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※会話のみ。
社員A「はぁ…。」
社員B「……。」
社員A「本当に出ないんだな、ボーナス…。」
社員B「分かり切ってたことだろ……給料ですら大幅カットされてんだから…。」
社員A「あぁ、そうだったな…。……まぁ、でも、俺らだけじゃなく、社長も自分の給料減らしてんもんな。しょうがねぇよな。」
社員B「そうそう。大体、今回の給与(賞与も)カットだって、前の社長が脱税しまくってたせいだしな。」
社員A「追徴の額聞いて、目玉飛び出そうになったもんなー。つうか、あれ分かってて正直に申告した社長もすげぇよな。」
社員B「勇気あるよなぁ。まぁ、確かにちょっと潔癖そうな感じはあるけど。」
社員A「いやー、でもやっぱり、溢るる正義感の為せる業だって、きっと。誇りに思おうぜ!」
社員B「そうだな!今度の社長は、間違ってもエセ慈善家なんかじゃないってことだよな!」
社員A「そうだぜ!クリーンな会社!クリーンな経営!そして為される真の社会貢献!!」
社員B「おぉー良いねぇ、遣り甲斐感じるねぇ!そんでいずれは一流企業に返り咲いて勝ち組だな!!」
社員A「おうとも!俺達の未来は輝いてるよな!!」
社員B「だよな!!……って訳で…」
社員A「見てろよー!まだ若いからって会社が傾いた途端、他所の企業にあっさり乗り換えやがった奴等ー!!(怒)」
社員B「どうせ俺らはアラサーだよ!(泣)絶対ぇ昇進して見返してやるからな!!」
社員A「目指せ年収一千万!!」
社員B「いつかレク○ス買ってやるぜ!!」
* * *紅麗「あぁ、そうだ。雷覇、3D対応テレビとやらを購入しておけ。至急だ。」
雷覇「……つかぬことをお聞きしますが、それを御所望なのは…?」
紅麗「烈火だ。何か問題があるか?」
雷覇「いえ、畏まりました。すぐに手配致します。」
紅麗「それと、ベッドを新調しようかと思うのだが…。」
雷覇「何か不都合でも?」
紅麗「あぁ、最近烈火がよく遊びに来るんでな。狭くて敵わん。」
雷覇「……そうですか。では、取り敢えず、カタログを取り寄せましょうか?」
紅麗「そうだな……頼めるか?」
雷覇「仰せのままに。」
雷覇(それにしても、ダブルベッドでも狭いなんて……紅麗様、一体どんな激しい○○○を…。)
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