ホラーネタ3種
◆13日の〇曜日
「うわ、ジェ〇ソンじゃん。久しぶりに見たなー、これ。」
「そうなのか?」
「おう。小学生の頃にテレビでやってんの見てさー。」
「ほう。」
「昔は死ぬ程怖かったんだけど、今見るとそうでもないんだなぁ。」
「まぁ、そういうものかもしれんな。」
「これって、やっぱり、紅麗で仮面慣れしたからかな?」
「違うと思うぞ?」
◆ス〇リーム
「うわっ出たムンク!」
「いや、それは違うだろう。」
「だって似てんじゃん。これ、めちゃくちゃ怖ぇーよなぁ。」
「そうなのか?」
「そうなんだよ!昔っから、これ見た夜は、本当寝れなくてさー…。」
「それ程とは思えないが…。」
「紅麗にはそうでも、俺には違うの。俺からしてみれば、紅出してる紅麗よか、このムンクもどきの方が実際に会ったら怖ぇと思うもん。」
「何故比較対照が私なんだ?」
「えー、仮面繋がり?」
「お前は私を何だと思っているんだ…。」
「いいから、取り敢えずチャンネル変えようぜ。……紅麗?」
「あぁ、いや、さっきの話だがな、」
「おう。」
「紅を出した私があの仮面を付けたら、あのムンクもどきなど比較にならん位恐ろしいということか?」
「いや、もう、一周回って面白ぇだろ、それ。」
◆リ〇グ
「紅麗、何見て…っぎゃああああああっ!」
「何だ、喧しい。」
「紅麗、それ駄目っ!俺、貞〇だけは本っ当駄目!!」
「お前、この前、オー〇ンを見た時にも同じことを言っていなかったか?」
「知らねーよそんなん!いいいいから早く消せって!〇子が井戸から出て来ちまうだろー!!」
「ほう、成る程。確かに井戸から出て来たな。」
「うわーもう!紅麗の馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿野郎!何でもいいからテレビから出て来る前に消してくれー!!」
「嫌なら見なくて良いから、先を言うな。面白くなくなるだろう。」
「そんなもん面白くも何ともねえぇ!お前ぇ、頭オカシイんじゃねぇの?!」
「喧しいと言っているだろう。少し静かにしていろ。大体、こんな女のどこが恐ろしいんだ?」
「どこも何も、存在自体が怖ぇじゃねぇか!髪長ぇし、白装束だし、動きおかしいし!」
「その程度の事なら、怖くも何ともないだろう。寝起きの雷覇だとでも思えば良い。」
「っえぇぇぇ?!雷覇の寝起き、どんだけ不気味なんだよ!ってか、昼間とのギャップで寧ろ怖さ倍増だろ、それ。」
「そうか。では……木蓮あたりはどうだ?」
「いや、ちっとも似てねぇじゃねぇか。精々髪が長いこと位だろ。どう頑張っても貞〇を木蓮とは思い込めねぇよ。ってか何で男ばっかりなんだよ。〇子、一応女だろ。」
「そうか、では……いや、」
「何だよ?最後まで言えよ。」
「いや、では、音遠はどうかと思ったんだが、……考えてみたら貞〇などより遥かに恐ろしいから、怖さの軽減にはならんかと思ってな。」
「……お前ぇ、音遠となんかあったの?」
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