トドロさまより


Q:もし、ゆめ主が何でも一つだけ言うことを聞いてくれるなら?/「キセキシリーズ」キセキ




赤司の場合
「そうだな、一番の望みは俺だけのものになってくれということかな。面白いことにライバルも多いし。だが、自分のほしいものは自分で手に入れてこそだ、他力本願ではなく自分の力で苗字を手にいれてみせるさ。……だからそうだな、最近どうも世界と適合できていないのか、よく眠れず夢うつつの狭間をさ迷うことが多いからな、苗字には添い寝をしてもらいたい」
『……赤司…』
「断固阻止です!苗字さん菩薩モードに入らないでください、赤司くんは厨二発言すれば苗字さんが何でも言うこと聞いてくれると思ってるでしょう」
「…ふ、やはり立ちはだかるか黒子!」
「お前ら楽しそうだな」




青峰の場合
「おっぱい」
『……一応聞くが述語は?』
「揉ませろ」
『しね』
「へぶしっ!」
「相変わらず、キレのあるプロレス技ですね…」
「三連コンボ、だと……?」
「今回はボクらの出る幕はなさそうですね」
「おいいいぃ!!お前ら助けろよ?!」
「だが断る」
「頑張って耐えてください」
「なかよしドS双子〜」




緑間の場合
「赤司の悪ノリを止めろ」
『…善処しまーす』
「お前が赤司の唯一の弱点だということもっと自覚しろ!もはやお前しかあいつの暴走を止められるやつはいないのだよ!!!」
『…だって、赤司かわいいんだもの』
「だからお前は駄目なのだよ!」
『ごめんなさい、許して、旦那さま!』
「だ!?誰が旦那さまだ!!!」
「………」
「………」
「ちょっと夫婦喧嘩はいいから!!双子の兄貴たちがすごい拗ねてるっすよ助けて苗字ママ!!!」




紫原の場合
「え〜?うーん、お菓子ぃ……あ!じゃなくて、俺、苗字ちんに頭撫でてほしいかな〜!!」
『頭?』
「うん〜!だっていつも赤ちんや黒ちんとか、黄瀬ちんばっかり苗字ちんに頭撫でられててずり〜し!!」
『まあ、身長の問題もあるけどね。…つい下の子たちばっかかまってたのかな』
「えーと、俺長男設定なんだっけ?別にいいけどほったらかしやめてよねー」
『ごめんごめん!紫原、屈んでくれる?』
「(ぱああぁあぁ)」
『(うわ、すごいうれしそうな顔)』
「…へへへ、苗字ちん、ありがと〜」
『ふふ、どういたしまして』
「苗字ちん好き〜!!」
『なにこの子かわいい』


「……邪魔しねーの?」
「…できるわけないじゃないですかあんな微笑ましさ振り撒かれたら」
「紫原にはいつも味方についてもらっているしな」
「……お前らも大人になったな」
「ちょ、緑間っちまじおとん!ていうか双子ものんびりやさしい長男にはずいぶん穏和なんすね……!」




黄瀬の場合
「1日デートしてほしいっす!!!」
『デート?』
「っす!!!だって学校のときはいつも同じクラスの青峰っちとつるんでるし、部活のときはいつも赤司っちと黒子っちに持っていかれるんすもんー!!」
『…そうだっけ?』
「たまには俺が1日独占したいよー!!うわーん!!!」
『え!泣くなよ!』
「黄瀬くん、ハウス」
「く!黒子っちのバカー!!こんのドS!!!」
「これはこれは……やはり躾直す必要がありそうですね」
「ひっ!!苗字っち〜!黒子っちがー!!」
「なにどさくさに紛れて苗字に抱きついている黄瀬、コロされたいのか」
『おい、おい。黒子、やめてその顔こわい。赤司も加担すんな。かわいいからって末っ子いじめもほどほどに』
「すぐ泣くので面白いんですよ」
『黒子さんがもはや収拾つかないくらい真っ黒であらせられる』
「黄瀬については、黒子とも一時休戦だな」
『双子にタッグ組まれるとか末っ子いじめが熾烈化するじゃねーか』




黒子の場合
「特に何もないですね。強いて言うなら、いつも通りのキミで、変わらずボクの傍にいてください、それで十分ですから。ボクはそのままのキミがとても好きです」
『…やだ、黒子さん男前……!』
「ありがとうございます」
「……やはり最大の敵は黒子か」
『ん?どうしたの、赤司』
「気にすんな、拗ねてるだけだ」




結論:なぜか巻き起こる双子無双


真面目なおとん、のんびり屋でやさしい長男、やんちゃな次男、かわいくて強かな三男、男前ドSな四男、いじめられっ子で甘えん坊な末っ子でした。






トドロさまへ
今回は企画へのご参加誠にありがとうございます!素敵な質問でついあらぶってしまい、またもや短編並みの長さになってしまいました。


キセキシリーズをお好きと言ってくださってありがとうございます!今回疑似家族設定を全面に押し出してしまいましたが、いかがだったでしょうか。赤司黒子びいきですみません、私の愛の偏りゆえです……。私としても書いててとても楽しかったです。ご満足いただけたら幸いです。


素敵なご質問ありがとうございました。


管理人:りり
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