小ねた
2013/10/11 23:07
紫原敦(23)、職業パティシエ(見習い)。そんな俺の彼女は所謂Jk。
「ね〜ね〜。これ試作品なんだけどちょっと食べてみてよ〜」
そろそろ中間テストらしく、真面目な彼女は一人暮らしの俺ん家に来てまで勉強してて、やっぱちょっとつまんないからケーキで釣ってみるいつもの作戦を決行してみた。
「い・やです!邪魔しないでくださいよ敦さん!!」
「え〜」
「私は受験生なんです!勉強が今一番大事なんです!」
「なにそれ。俺よりー?」
「……へ」
「あ、ここ間違ってるよ〜。使う公式はこっち」
「…………」
あ。半泣き。
「俺のケーキが食べれないっていうわけ〜?」
「ちがっ!……敦さんが食べたらいいじゃないですか」
「いや、お前に食べてほしいんだし」
「だって!!」
あ、泣いた。かわいいなもう〜。
「敦さんのせいで四キロも太っちゃったんですよ!?怖すぎる!!」
「いいじゃん。俺、抱き心地いいほうが好きだし」
「そんなこと言ってたらすぐに太ってしまうんですよ!あな恐ろしや悪魔の甘言!!」
「……あんさあ」
たかが四キロ太ったことに戦慄を覚える彼女に思わずため息。いいじゃんめんどくせー。俺が良いって言うんだからいいじゃんね。
「いいじゃんか〜。ちょっと太ったおかげでおっぱいもちょっと大きくなったじゃん。ほら」
「ひっ!!」
あー。やっべ、やらけ〜。マシュマロかよ。うん、ていうかマシュマロ好きだし。
「セクハラァアアア!!」
「はいはい。いいからいいから。こんなんで叫ばないでよ。まだまだ序の口だし」
「ひぃいいい!!ちょっ、私まだ勉強ちゅ……んっ!!」
いいからとにかく構ってね。俺を放ったらかすのなしだかんね。俺を無視すんのが悪いんだし。
(かまってちゃんな)俺の彼女はLJk〜
紫原難しい……。