小ねた
2013/10/07 22:35

「高尾高尾おおおおおおおおおおお!!」
「んー?なに、朝から元気だねー」
「大変でござります!緊急事態でござります!!」
「ブハッ!……何事じゃ、言うてみー!」
「は!それがわたくしの靴箱にラブレターらしきこんなものが入っておったのです!!いかがいたしましょう殿ォ!」
「は……?ええい、いいから開いてみよ!!」
「は!…………正真正銘のラブレターだけど宛先間違いだったでござる……」
「……あー、と、とりあえずドンマイ!!」
「靴箱でちょうど隣の田中さん宛てだったでござるぅ……。とにかく渡してくる!!」
「おー。いってらー」
「……いちいちうるさいのだよ」
「おお、真ちゃんか。いいじゃん別に。ていうか今度は真ちゃんも混ざろうぜー」
「遠慮するのだよ。……それより」
「んー?」
「よかったな」
「なにが?」
「いや、なんでもないのだよ」
「あー……いや、別に違うからね」
「何も言ってないのだよ」



夢主が宮地さんをまだ避けている頃。