つらい
2013/09/01 17:04

キセキの悪っぷりというか……苦悩ともいうべきかが見えてきましたね。勿論黒子視点なので、黒子のことはスレートに胸を打ちますが。あー、でもやっぱ赤司クラスタとしては一言一言の赤司の心情を推察してしまうのですが……どうなんでしょう。仲良しキセキ大好きな方々はもしやショックだったりするのでしょうか。私はむしろ逆です。納得いきました。整合性の取れないところも多いけど、概ねの立ち位置や思想も理解できたし。

やっぱり赤司は高みから動かしている感があるな。どこまで解っているのか、そしてどこまで分かった上で動いているのかが気になるところですね。今年のウィンターカップが特別枠があることで、黒子を含めた六人の学校すべて上がってこれたことから、やっぱりIHはその時ではない、って感じでしたし。やはりここに賭けていたのでしょう。

それと、やっぱり赤司が一番黒子を評価しているというか……黄瀬や青峰以上に過大評価しているようにも見える。やっぱりみんな特異性を信頼、いえ信用しているのは同じでしょうが、それ以上に赤司はもっと信念的なものを評価しているように見える。何故?「戦いに参加する必要がある」と。

アニメではもっと詳しく描かれていたけれど、「黒子と一番は波長が合うのは青峰、だからやはり最強は青峰なのだよ〜」みたいな覚醒前のシーン。アニメでは紫原も赤司も喋ってましたね。あとはノベライズとはいえみんなが仲良かったころの話とかの雰囲気を推察するに、やっぱり少なくとも普通のチームメイトとしてのつながりはあったはず。それがあんな、嫌悪と鬱屈にまみれた関係や雰囲気への変化。それはなんだかとても悲しくて、「強すぎる才能ゆえの苦悩と孤独」を恨めしくも感じてしまうけれど、でもそれだけの大きな変化があったということは、それだけ以前の、変わる前がとてもすばらしかったからでしょう。変わってしまうほどの想いがあったってことでしょう。と思うんです。

俺赤司くんはどんなふうに今を見ているのだろうか。赤司はどこまで考えてどんなつもりで動いているんだろう。一手一手、慎重に進めているのだろう。秀徳戦の「将棋を彷彿とさせる運び」とか「ここまですべて赤司の手の上」とかああいうのは、やっぱりもっと大きな暗示に思える。赤司を考察することは今後の展開および最終的な結末にも繋がっていくと思うから、やっぱり余計に考えてしまう。

他のみんなをすべて倒して赤司は本当に「最強」を証明したいのかな。本当にただそれだけなのかな。どういう気持ちで黒子を煽ったり焚き付けたり傷つけたり、「必要だ」なんて言ったのだろう。誓いを踏まえた上での「僕はお前たちの敵であることを望む」ならば、それって一体どんな気持ちでわざわざ口にしたのだろう。そして緑間さんはどんなつもりでそれを受け取ったのだろう。氷の眼がみんな溶けて、ついにみんな涙まで流したのに(青峰は泣いてないけど)、赤司くんは本当に敗北を知ったとき心から泣けるのかな。征ちゃん、どうかありのままのあなたの本当の素顔で、いつか泣いて、そして笑ってよ。なんて今更「修羅」の主旨を思い出す私でした。

あれ、全然一言で終わってない!!(笑)