小ねた
2013/08/25 13:48
黄瀬涼太(23)、職業モデル。そんな俺の彼女は所謂Jkなんす。
「えっ!ちょ、もしかしてあれモデルの黄瀬涼太!?」
今日は彼女の高校の終業式で、明日からは彼女も夏休み。こっそり校門で待ち伏せするつもりが、うっかり女生徒に見つかってしまい、うかつだったと思いつつも、とりあえず手を振っておくと、きゃああ!と嬌声が上がってしまった。
「涼太さん!!」
面倒だなあと思い始めた時、彼女がすごい形相でこっちにやって来た。隣にはおそらく同級生と思われる例の男。俺が、面倒に思ってまで来た理由。
「ななななんで!」
「迎えに来たんすよ。ねーちゃんにも迎えに行ってこいってわざわざ連絡が来て」
「えっ!あ……そっか」
彼女はねーちゃんの友達の妹だったりするので、前々から交流があった。最初はそういうふうには見てなかったけど、だけど彼女がだんだん大人に近づくにつれ気付いちゃったんすよね。
「あれ?もしかして君、彼女と一緒に帰るつもりだったかな。残念だけど、そういうことっすから」
一応と付けていたサングラスを少しずらしつつ、ただばか面で呆けている例の男子に牽制を込めて視線を送る。
――彼女に言い寄るな出直して来い、ガキが。
「ん、行こっか」
「ちょちょ!もう涼太さん!!どーしてくれるの明日から噂にィイ!!」
「あ〜、ごめんね?」
狼狽えながら顔を真っ赤にして怒る彼女がかわいい。ずっと、見守りながら大切に大切にして、きみが大人になるのを待ってたんすよ。だから、今さら横からかっさらわれたら堪ったもんじゃない。
「せっかく噂になるならキスでもしとくとかどうっすか?」
「涼太さんのバカ!きらい!!」
俺は大好きっすよ。
俺(notロリコン!)の彼女はLJk