×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -



新刊
2013/08/04 19:30

洛山やっぱり好きだわ〜。実渕と葉山がもう最高にかわいい!!でも実渕の「黄瀬ちゃん」には三回くらい噴いた(笑)ちゃん(笑)征ちゃんに黄瀬ちゃん(笑)紫原とか黒子はなんて呼ぶのかしら(笑)法則が知りたい(笑)あとわかめ苦手な赤司くんかわいい。海藻類苦手な赤司くんかわいい!赤司くん食べ物には苦手なものあったんだね……紅しょうがも苦手だもんね……(´∀`)

「エースの仕事は勝たせることだ」かあ……黄瀬は緑間同様あんまりねじれてなかったと思うし、それに早々に一回負けてるからかな、いろんな学びがあったという気がします。黄瀬はいい顔してますね。本当に一皮も二皮も向けた感じ。だけど今の赤司くんにはあんな表情はできないのでしょう。

あとはやっぱり赤司くんだけですよね。ずっとこのまま勝つことを羨望しながら、それでも特段に焦ることなく、ひとつひとつ己の宿命を遂げていくのかな。やっぱり「敗北を知らないから、だから興味がある」→「勝利こそがすべてだ」では勝ちに対する思いの重さが違う。前者ではある意味で心にゆとりがあって、万が一負けても壊れたりはしない気がする。だが、後者だとやっぱり万が一負けてしまった場合、すべて終わってしまうかのような。負けなどあり得ないと思っている一方で、終わりにしてほしいという思いがもしかしたらあるのではないか?そんな期待を黒子にかけているのではないか?駆け上がるまで待っていた気がするのは私のひとりよがりかもしれませんけれど。勝ち続けたその先に何があるのでしょうか?何かを切り捨てながら当たり前となったそれを手にして、赤司くんには一体何が残るの?

それに作者は前々から赤司くんをなんていうかいろんな意味でヤバいやつに作為的に仕立て上げようとしていて、それは確かに成功もしている。一方で赤司はいいやつみたいなこともちらほら描くことでますますその性格のギャップというか二分化を進めた上で緑間の「赤司征十郎は二人いる」の発言に重みを持たせた。「本性」の件も考慮すると、やっぱり青峰以上にこう、困難で、でもきっと乗り越えなきゃいけない、変えてしまわなければならないことでしょう。誠凛が優勝するためには、洛山に、赤司に勝たなければいけない。「勝利こそがすべて、勝利は呼吸をすることと同義」な赤司に勝たなければならない。

昔の中学時代の赤司を少なくとも緑間や黒子は今の赤司と同じと思ってはいないようですが、それはあくまでも二人の主観だから、やっぱり切り離した存在ではない可能性もあるはず。もしもそうであるならば、もしかしたら何かを乗り越えた赤司はゾーンに入るかも。でもやはり今の赤司は理論的すぎて難しい気がします。そして、多分彼はまだまだ切り札たるカードを隠し持っている、五番くんや赤司自身にも、おそらく諸々たくさん。その隠し持っていたカードすべて切ったとき、そこまで追い詰められたとき扉が開くのでは?そうしてもう一度変わるのでは?何かを乗り越えたなら、赤司もまた一つ前に進めるはず。そんな気がしています。


黒子の苦難もそうですが、赤司が背負う因果な身の上もまた感じ入るものがあります。赤司はやはり今まで一度も負けたことがなく、そして大きく間違えたこともないのでしょう。いつも、一番だった、正しかった。そんなありあまるほどの天賦の才を持つ彼ほどの人物とほとんど肩を並べた存在はおそらくキセキ以外いなかったはず。頭がよく直感的なものも持つ緑間すら推し量れなかった赤司。赤司の宿命はどこまでも孤独な性質だろうに、それをほんの数年間はみんなは同じラインに立っていたわけで。また赤司の予想な範疇を超えていた黒子もまたキセキとは違う意味で何か思うところがあったのではないでしょうか。

ああ〜わかんね〜すべてがわかんね〜(笑)とりあえず赤司の中学入学時の身長がまたもや私とほぼ同じで微妙ににやけます。あのサイズで同じ9番を着たのか〜(笑)これで私がPGだったらもっと親近感抱くんだけどな〜(笑)PGとか一番性に合わなかったからなあ。あれ相当冷静かつ頭いいひとじゃないと難しいんじゃないかなあ。あくまでも一通りポジションこなしての個人の感想ですが。なんていうか攻撃の基点じゃないですか。

あー、だからこそ赤司がPGなためになんか矛盾を感じた気がしたんじゃないかなと思う。PGって勿論個人の技術もそうですが、ポジションとしての特質はやはりゲームメイク的なもの、司令塔という役割じゃないのかなあって。チーム一人一人の実力をよく知った上で、また彼らがどう動くかをきちんと見切った上で、適格なタイミングで適格な方法でゲームメイクをする。赤司の技量において何よりも合致する特質。だが、やはりだからこそ、他のポジションよりずっとその真価は他のプレイヤーありきな面があるわけで。そして何より難しい。別の人間である他人の動きを適格に掴むことが必要なわけで、また掴んだだけでなくそれをうまく形作るのが必要で。特に赤司は頭もよく、また特別な眼も持っている。少なくともコートの中にいるみんなのことをよく見ていたし分かっていた。しかし開花したキセキたちはだんだんに個人の技量を優先し競い合うようになった……思うに十中八九外れぬシュートをそれぞれが撃ち合う感じで、勝ち負けっていうよりチーム内での点の取り合いだったと思われる。一人20点のノルマがあったならばなおさらそうなるはずである。

そうなるとやはりPGの赤司は自分で得点しつつも、より確実な方法で点が取れるように他のメンバーにパスを回したり最善采配していたはずではないだろうか。今もあまり試合にもあまり出てないようだし、かつての青峰のようなバスケに対して純粋な情熱を持っているわけではないようだし。赤司はきっと最善を選んできた、となるとです、赤司は自分のスタイルが覚醒以後もそう変わったわけじゃないんじゃないか?赤司ほどPGに適する人材はそういないし、赤司もそんな自負があるだろう。変わったわけじゃない、とすれば?赤司は案外それほど変わったわけじゃない、割りきっただけでは?強すぎる個性を前にずれていくチームの不和を黙認しただけのことじゃね?不和よりも、今まで通り勝ちを選んだだけの話。

しゃらくせぇ、どうせ入るんだし俺が決めるわみたいなボンボン撃ち合う感じは赤司にだけはおそらくなかった。そしてまた最善の采配を振るうPGというポジションとして、チームメイトの強さ、実力を推し量り信じた上でパスを回す、そんな役回りの赤司。「お前たちがいて負けるはずがない」発言じゃないですが、不確かな繋がりではない、個人の相応の実力や強さ(これには正攻法の強さではない黒子の奇才も含む)は何の先入観もなくありのままに信頼していたし、今もそれは変わらないと判断できるかもしれない。

赤司が赤司らしいやり方で最善の方法を選ぶとき、チームメイトの存在は必要不可欠でもあり、また信頼に足る人物にはそれ相応の敬意を払っている。「お前たちがいて〜」発言のあの表情や心理を想像するのもまた面白いし、そして赤司のあの振る舞いに鼓舞される洛山メンバーの赤司に対するあの信頼と敬意もまた興味深い。洛山メンバーは赤司に対してどんな信頼を寄せているのだろう。次第に互いに離反していったキセキたちとはまた違うように思う。だからこそ赤司が洛山メンバーにかける信頼の形もまた推量するに大変面白い点ですよね。


赤司というキャラクターが奥が深すぎて魅力的すぎる!!(´・ω・`)発言や表情もそうだし、大事なときは必ず背を向けるとことか。「僕はお前たちの敵であることを望む」とか「お前たちがいて負けるはずがない」とか、今回では「もしかしたらテツヤなら、それを裏切ってくれるかもしれないね」とかいちいち深いよ本当に。赤司の人生観や、要所要所の想いとかもそう。先を読む赤司がもしも誠凛の決勝戦進出さえ読んでいたとしたら。赤司が望むものは何だろう?虹村が言っていた「一番大事なもの」。赤司にとって、それは一体何なんだろうな。やっぱり「勝利」しかないのかな。勝ち続ける強さ、勝ち負けに縛られる脆さ。そんなにも強く賢いのだから、その危うさが解らないはずがないのに。赤司ってば難儀な子!


あとマネージャーの女の子の騒ぎっぷりにいつも(笑)ってなる。これはこれは「征ちゃんのイケメン女たらし!!」とかいう「修羅」夢主とそれをなだめすかす征ちゃんさんの小ねたが大変捗りますね!!ノベライズの赤司くんもおいしくて堪らないです〜(笑)


わたし、本当に赤司くん大好きだなあ(笑)本当にいつも赤司くん中心の感想ですみません(笑)赤司くんの今後に期待と同時に、黒子や誠凛メンバーの健闘に願いを込めて!