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「#幼馴染」のBL小説を読む
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なんなのか
2013/07/14 22:31

とりあえずまた変なオリキャラがいてすみません。夢主を罵る役を既存のキャラにさせたくなかったのと、そういう役回りのキャラが見当たらなかったので。灰崎さんはなんだかんだいい人ポジでいてほしいですし。『なずな』は実はその年の春に夭折しております。本当は彼女を最後まで死なせるかどうか迷いました。生存だとアメリカに行っているってことにするはずだったんですが、今後の展開的に死亡説をとりました。なんかすみません。

18話の赤司くんぶっ倒れのお話は中一の春で、彼女が亡くなったのは中二の春、現在が中二の冬の二月くらいです。分かりづらくて申し訳ないです。というわけで赤司くんの初恋も長いですね。「十に満たない年」からですから数年越しの想いで、1人の女の子を今でも思ってるわけですからね。

実は完全に余談ですが、もしも赤司くんが一人の女の子にものすごく執着していて(それこそ「修羅」のお話くらいに)、それなのにもしもその子がなびかない、あるいはもう亡くなっている場合、どうなるのだろう。ということから「溶ける」を書こうと思いました。ようは「修羅」ではまったく邪魔者のいないスムーズな恋路であったので、三角関係とか超えられない壁とかそういうじれったい恋模様を描いてみたくなったんです。「修羅」のイチャイチャばかり書いていたので反動で。

自分の大切なもののために、あるいは自分の利益のために、容赦なくなんであろうと利用してみせるまでの潔さ、残酷さを「溶ける」では強調したかったので、「酷い男」カテゴリーです。そんな男に望んでもてあそばれる可哀相な女、が表であって、実際の腹の底ではもっといろいろ推察に知略に強かに頭を回している一癖も二癖もある、それでいて一途で脆い自虐的な女が相手として不足なしなんじゃないかと思いました。が、思ったはいいもののいまいち主人公を扱い切れていません。あんたなに勝手に動いてんねんってかんじです。こいつ勝手に暴走しやがる。

とりあえずまだ夢主には一番残しておきたかった手札を残しています。赤司くんの方は……どうですかね。余談ですが灰崎さんと『なずな』についても番外編かなんて書いてみたいです、できたら。