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「#幼馴染」のBL小説を読む
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小ねた
2013/07/05 14:57

「せいちゃん……」
「やっぱりこの時期に体調崩すんだねきみは」
「……ん、ごめん」
「とっくに慣れたから大丈夫、看病も御手の物だよ」
「…ふふ」
「この先もずっと僕が看病してあげるから安心して体調崩していいからね」
「できれば…崩したくないんだけど」
「多分サイクルとしてもう組み込まれてるんじゃないかな。まあ変に順調続きでドカンとやばいことになるよりいいよ」
「…悪いもんを毎年この時期になんとかしてるのかな」
「まあここまでくると東洋医学的な話になりそうだからやめとこうか、正直専門外だからね」
「……ん」
「何かしてほしいことある?」
「……そばにいてほしい」
「…なんだそんなこと」
「…んー?」
「喜んで」
「……んあ、……征ちゃん、移るから」
「人肌恋しいんだろう?なら抱きしめたほうが早い。大丈夫だよ、僕は」
「……ぜったい?」
「あはは……うん、ぜったい、ぜったいだ」
「ふふ……ばーか」
「ばかで結構……もうおやすみ」
「ん……おやすみ征ちゃん」

背中をさする征ちゃんの手のひらがきもちよかった。

夢の中でも、征ちゃんがそばにいてくれたのは私だけの秘密。




征ちゃんさんは法学部で民法が専門なイメージです。