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「#幼馴染」のBL小説を読む
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小ねた
2013/06/23 11:52

「征ちゃん」
「なんだい、千加」
「洛山の制服ってかっこいいよね。めちゃくちゃ似合ってた、さすが征ちゃん」
「そうかな?そういえばテツヤと真太郎だけだよね、学ランなのは」
「緑くんは学ラン似合いすぎだよね、帝光はブレザーだったけど。テツくんは相変わらず青色がめっちゃ似合う」
「ネクタイも面倒なんだよね。中学からだからいい加減慣れたといえば慣れたけど。その点、学ランは楽でいいな」
「私、高校はセーラーだから、なんかちょっと新鮮なんだよね〜。ネクタイとかもしてみたかったけどね、帝光はリボンだったから」
「きみにはセーラーが似合うよね、まあ帝光の制服も勿論似合ってたけど」
「本当?私未だにセーラー服に着られてる感がある気がするよ」
「かわいいよ、どちらかというと高校の制服の方が僕は好みだな」
「……私が制服の時、なんかテンション高いのはそのせいか!」
「…バレてたんだ。たまに制服のときに会うといつも手が邪な動きをしそうでね、自制するのが大変だよ」
「……」
「あ、それはいつもだった」
「…征ちゃんのえっち」
「きみにだけだよ。きみは僕の唯一だから、だからたまに行き過ぎちゃうかもだけど大目に見て。僕はきみしか見えないから」
「……一度眼科に行った方がよろしいかと思います」
「かわいいこというね」
「むしろかわいくないこと言ったんですけど!」

他は見えないし、きみしか見えない。もうずっと、ずっと。

「千加」
「…な…にっ……んん」
「好きだ」

――なんで、そんな目尻を下げてやさしく笑うかな、征ちゃん。
――きみだから、かな。
――…征ちゃんのばか、好き。
――ふふ、知ってるよ。




・征ちゃんさんはセーラー服がお好き
・高校卒業後もたまに着せて楽しんでいることでしょう(たぶん)
・千加ちゃんの高校の入学式の日、征ちゃんママがパシャパシャ撮った彼女の制服写真は、まだ遠距離な上に仲違い中な征ちゃんさんにママから嫌がらせのごとく大量に送り付けられた。
・征ちゃんさんは悔しさとやきもちにイラッ☆としつつも、写真全てをちゃんと千加ちゃん専用フォルダに収納(笑)
・千加ちゃんもママ経由で制服姿の征ちゃんさんの写真はもらってた。彼女も勿論専用フォルダにきちんと(以下略)